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近畿「道の駅」ユーザーズくらぶ

道の駅レポート

さっさ〜の 2006近畿道の駅スタンプラリー奮闘記

第30回 兵庫・滋賀で道の駅めぐり


地元のそば粉を使ってそば打ち体験ができる道の駅

観梅がてら、みなべうめ振興館と水の郷日高川龍游を回って以来、しばらく仕事などで忙しくてスタラリから遠ざかっていた。3月に入って少し時間に余裕が出てきたので、スタラリ再開。ひな祭りの3月3日土曜日、兵庫にぽつんとひとつだけ取り残したいながわ、滋賀の竜王、あいとう、草津の4駅を回ろうと朝6:28の電車で新長田を出発。尼崎で宝塚線に乗り換えて川西池田駅へ。ここから少し離れた川西能勢口駅までトコトコと歩いて移動する。阪急と一体化した川西能勢口から能勢電鉄に乗車。昭和56年までは能勢電鉄が川西国鉄前まで線路を伸ばしていたのも今は昔。再開発で国鉄への連絡線は廃止され、現在は梅田から直通の特急電車も乗り入れるほど阪急とのつながりが強い。車両も阪急のお古が使用されている。妙見口方面との分岐駅の山下で日生中央行きに乗り換え。終点日生中央から後川行きの阪急バスで10分ほど揺られて川床口というバス停で下車。バス停には「道の駅いながわ前」とカッコ書きされている。その名の通り、目の前が道の駅いながわ。時刻は8時半前と開店前なので駐車場に車の姿は少ない。開店までの間、向かいのコンビニでちょっと時間つぶし。

スタンプの柄が無残にも…
スタンプの柄が無残にも…
午前9時になって道の駅がオープン。早速スタンプを捺そうとスタンプ設置台に行くと、なんと、無残にもスタンプの柄が根元部分でポキリと折れていた。ちょうど力がかかる部分なので、スタラリの期間中に加えられた力に耐えられなかったのであろう。柄のないスタンプにインクをつけてスタラリ帳に押し付けるようにして押印する。改めて店内を見渡すと、すっきりとした店内にそば製粉行程のブースが設けられている。実演もされているのであろう、そば粉がうっすらと残っている。ただし、ここで挽いたそば粉は販売はしていないようで、これは店内にあるそば道場でそば打ち体験用に使用されるのだろうか。
駅内にあるそば道場
駅内にあるそば道場
そば道場は道の駅いながわ内のレストラン棟にあり、「そば打ち体験道場」の暖簾がかかっている。そば打ち体験は平日が午前10時と午後3時の2回、土日祝の方が回数は少なくて、午後3時の1回。どちらかというと、休日の方がそば打ち体験の希望者が多いような気もするが…。1回のそば打ちで所要時間約90分というからけっこう時間がかかる。以前に九州の耶馬トピアでそば打ち体験をした時は1回40分ぐらいだったと記憶している。いながわのそばはつなぎを使わない十割そばということだから、ねばりを出すためにこねる時間も必要なのかもしれない。自分で打ったそばは持って帰ることもできるし、レストランで調理してもらうこともできる。時間があれば体験してみたいところだ。近くには多田銀銅山などの観光施設もあり、大都市近郊ながら自然に囲まれたのどかな雰囲気を味わえる道の駅いながわである。

義経ゆかりの地に立つ道の駅

いながわから阪急バスと能勢電鉄で川西能勢口まで戻り、JR川西池田駅から宝塚線快速、尼崎から新快速に乗り換えて一気に滋賀県の近江八幡まで行く。駅前から村田製作所行きの近江鉄道バスに乗車。バスは市街地を抜け、美松台という新興住宅地を通って20分ほどで鏡というバス停に到着。道の駅竜王かがみの里はバス停の目の前にある。近江八幡から比較的近いが、基本的に工場行きのバスゆえ、土曜、休日は極端に本数が減るので注意が必要。鏡へは篠原駅からもアクセス可能だが、こちらの方が本数は少なく、歩けば30分はかかる。

烏帽子をかたどったホール
烏帽子をかたどったホール
さて、いつもは静かな道の駅だが、今日は何やらにぎわっている。チラシを見ると義経元服まつり開催中と書いてある。明日はここ鏡の里でいにしえの成人式も行われるとのこと。元服とは奈良時代以降に行われた男子が成人になったことを示す儀式で、髪を結い、服を改め、烏帽子を着けて(加冠)行われた。なるほど、鏡の里にある屋外ホールの形状はその烏帽子をかたどっているのだろう。変わった形だなと思っていた。ホール内の天井には竜王の名のごとく、龍が舞い踊っている。いにしえの成人式、鏡の里元服式は20歳の男女対象に成人の仲間入りの節目として髪上の儀、加冠の儀など古式ゆかしく執り行われるらしい。でもなぜ3月なんだろう…。

敷地内をぶらついていると「ボンッ!」という威勢のいい音。昔懐かしいポン菓子の実演販売が行われているのであった。子供の頃はよく近所の公園に売りに来ていたので、お米を持っていってボンとやってもらったものだ。

義経元服のたらい
義経元服のたらい
この駅は情報コーナーも広く、イスとテーブルが用意されており、ゆったりと休憩できるのがよい。片隅に義経が元服のときに使ったとされる盥(たらい)の底板が展示されている。ふだんは鏡神社で保管されているものらしいが、元服まつりに合わせて道の駅で特別展示をしているようだ。たらいの底なので円形かと思いきや、少し欠けた月、あるいはちょっとかじられたおせんべいのような形になっている。これは戦時中に出征する人が武運を祈って少しずつ削って戦地へ持って行ったからとのこと。歴史的には貴重な資料であろうが、注目する人は少ないようだ。東山道八十六駅のひとつ、鏡の宿も道の駅から近く、史跡も数多く残されており、いにしえの情緒を感じる道の駅である。

ハーブの香りに包まれてリラックスできる道の駅

バス停越しに道の駅を望む
バス停越しに道の駅を望む
近江八幡駅まで戻り、近江鉄道の電車に揺られて15分ほどで八日市に到着。ここで東近江市のコミュニティーバスの愛東循環線に乗り換える。乗客は少ないが、運転手さんによると4月から“ちょこっとバス”と名称も変えて利用しやすくなるとのこと。 コミュニティーバスの利点を活かして狭い路地をくねくねと走りながらマーガレットステーションのバス停に到着。道の駅東近江市あいとうマーガレットステーションはかなで書くと23文字となり、道の駅の駅名としては日本一長い。バス停越しにおとぎ話に出てくるようなロマンティックな建物が見える。そのロマンティックな建物に入ると、心地よいハーブの香りに包まれる。店内装飾も道の駅とは思えないようなメルヘンチックなものとなっている。
愛東の田園風景
愛東の田園風景
残念ながら店内は撮影禁止となっているのでその光景をカメラに収めることはできない。メインの建物は田園生活館と名付けられており、フラワーアレンジメントなどの体験ができる花工房、ハーブやポプリなどを販売するショップ、地元農産物を使った料理が味わえるレストラン・マーガレットが入っている。また、ハーブティーの試飲をしながらリラックスできるリラクゼーションコーナーも設けられている。最近目が疲れやすいので、目の疲れを癒すハーブティーを飲みながらしばしリラックス。リラックス後に屋上のテラスに出てみる。周囲には高い建物がないので、愛東の田園風景を一望できる。田んぼはこれからの芽吹きを静かに待ち構えているようだ。遠くに見える山は永源寺か御在所か。春の風を浴びながら、マーガレットステーションでのひと時を過ごした。

琵琶湖を望む自然あふれた道の駅

マーガレットステーションから帰りは乗ってきたのと同じバス。運転手が「何しょったん?」と聞いてきたので、スタラリのことを話すと興味を持ったようで、「わしもやってみようかなぁ」と。2006年度はもうすぐ終わりなので、2007年度からの参戦をお勧めしておいた。

八日市から近江鉄道、近江八幡から新快速に乗り換えて草津下車。草津からは近江鉄道バスの琵琶湖博物館行きで道の駅草津をめざす。市街地を抜け、郊外の下物(しもつ)集落を出ると、バスが通るとは思えない細い田んぼ道をしばらく走り、広い通りに出て「グリーンプラザからすま」で下車。バス停の前が道の駅草津となっている。以前に訪れたのは昨年の5月頃だったか、その時より広くなった気がする。ベジショップにベジカフェは変わらないが、周囲に新しい施設も出来ており、それ以外に造成中の場所もあったりする。道の駅草津ただいま増殖中といったところか。駅前の広場は日中は屋台が出てにぎわう場所だが、夕暮れも迫ってきて本日は営業終了の様子。店内は地元の農産物や特産品、加工品が所狭しと並べられている。ブラックバスを利用した“なれ鮨”などもあった。

現在、琵琶湖はブラックバスやブルーギルなどの外来魚が繁殖しており、昔から琵琶湖で生息していたフナやモロコなどの在来魚を駆逐し、琵琶湖の生態系を崩していると言われている。琵琶湖を有する滋賀県ではリリースを禁止する条例を制定しており、釣り上げた外来魚を回収するボックスやいけすが用意されている。この条例の制定にあたっては、制度撤回を求めるバス釣りファンとの間で裁判にもなったようだが、結局は県の主張が認められて条例の制定に至っている。釣りについてはあまり興味はないが、琵琶湖がブラックバスの釣り堀みたいになってしまうのはどうかなぁ。

オリジナル“あおばなソフト”
オリジナル“あおばなソフト”

さて、店内のベジカフェであおばなソフトなるものを売っていたので早速食してみる。ツユクサの一種であるあおばなは草津市の花に指定されており、もとは青花紙に加工して友禅の下絵などに利用されていたが、血糖値の上昇を抑える成分が発見されて健康食品としても脚光を浴びるようになった。そんなあおばなを使ったソフトはほんのり草の香りがする…ような。ソフトを食べて駅の周囲を散策すると、小さいながら公園が広がっており、遊歩道なども設置されている。琵琶湖博物館の方角では風力発電用の風車が琵琶湖の風を受けてゆっくりと回っている。自然環境に恵まれた道の駅である。しかし、冬枯れの公園は人影もなく、春の訪れを今や遅しと待っているようでもあった。

今回で93駅を完走、残りはいよいよ2駅となった。(第30回・了)

第30日目行程表

2007年3月3日(土)

新長田(628)−[122B]尼崎(708/712)−[快速2713M]川西池田(724/724)−[Walk]川西能勢口(729/734)−[能勢電鉄751]山下(751/754)−[能勢電鉄765]日生中央(757/810)−[阪急バス・後川行]川床口 (道の駅いながわ)(822/943)−[阪急バス・日生中央行]日生中央(950/957)−[能勢電鉄964]山下(1000/1003)−[能勢電鉄904]川西能勢口(1019/1019)−[Walk]川西池田(1024/1032)−[快速2738M]尼崎(1044/1053)−[新快速3230M]近江八幡(1201/1207)−[近江鉄道バス・村田製作所行]鏡(道の駅竜王かがみの里)(1228/1250)−[近江鉄道バス・近江八幡行]近江八幡(1309/1336)−[近江鉄道126]八日市(1354/1430)−[東近江市コミュバス・愛東循環線北廻り]道の駅東近江市あいとうマーガレットステーション(1448/1507)−[東近江市コミュバス・愛東循環線北廻り]八日市(1529/1550)−[近江鉄道153]近江八幡(1608/1610)−[新快速3277M]草津(1623/1629)−[近江鉄道バス・琵琶湖博物館行]グリーンプラザからすま(道の駅草津)(1647/1728)−[近江鉄道バス]草津(1750/1808)−[新快速3291M]神戸(1924/1928)−[4557B]新長田(1933)

注:ダイヤは2007年3月3日現在のものです。お出かけの際には事前に関連機関にご確認ください。

データハウス

第30日目のデータ天候体調良好2007年3月3日
交通費\6,660訪問駅数4駅近畿達成率4.21%全国達成率0.48%
飲食代\1,800移動距離353.0km移動時間7.50h全行程時間13.08h
宿泊費\0平均速度47.1km/h表定速度27.0km/h駅滞在時間2.72h
入場料\0平均速度は移動にかかった速度、表定速度は乗継時間・駅滞在時間も含めた速度
遊興費\0歩数12,071歩歩行距離6.0km消費カロリー401kcal
土産物代\1,440温泉0ヶ所足湯0ヶ所ソフトクリーム1本
雑費\0費用合計\9,900エンゲル係数18.18%ソフトカロリー150kcal

総合のデータ晴れ男率56.67%訪問コスト\4,483/駅2007年3月3日現在
交通費\198,610訪問駅数93駅近畿達成率97.89%全国達成率11.20%
飲食代\92,960移動距離9,241.6km移動時間225.97h全行程時間389.10h
宿泊費\32,600平均速度40.9km/h表定速度23.8km/h駅滞在時間88.55h
入場料\8,360平均速度は移動にかかった速度、表定速度は乗継時間・駅滞在時間も含めた速度
遊興費\16,060歩数360,725歩歩行距離180.4km消費カロリー11,969kcal
土産物代\65,124温泉18ヶ所足湯4ヶ所ソフトクリーム27本
雑費\3,175費用合計\416,889エンゲル係数22.30%ソフトカロリー4,050kcal