丹後帰りの翌日、2007年2月12日、月曜日だが振替休日でお休み。今日は和歌山で2つだけ残っている未訪問の道の駅を回ることとする。新長田を5:16の始発電車で出発。スタンプラリーを始めてから何度もこの始発電車のお世話になっている。新大阪で紀州路快速の和歌山行きに乗り換え。この紀州路快速も何度目かの利用である。きっぷの経由に忠実に従うのであれば西明石〜新大阪は新幹線を利用せねばならないが、この区間はきっぷの経路をつなぐための、いわば掛け捨てみたいなもの。そのため、在来線に乗車する部分は別途運賃を払っておく。
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| いざ南部梅林へ |
紀州路快速は晴れの海岸線を走りながら、南部駅に到着。せっかくなので、「一筆書きの乗車券を記念にください」と言うと、「乗車記念・使用済」のスタンプを押して「どうぞ」と渡された。駅周辺には「歓迎 みなべ梅林」の幟が立ち並び、駅前の観光案内所では梅ようかんに梅茶が振舞われていたので、ご相伴にあずかる。本日最初の訪問駅はみなべうめ振興館。南部駅から歩けば25分ぐらいかかる。龍神バスが道の駅のすぐ前に止まるけれども本数は極めて少なく、みなべよりさらに奥に進むために温存しなければならない。その他にみなべコミバスというコミュニティーバスも利用できるが、せっかく梅のシーズンに訪れるので、有名な梅林も散策してみたい。ちょうど観梅シーズンに合わせて臨時の観梅バスが運行されており、南部梅林バス停から道の駅まで歩いて15分ぐらいで行ける。
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| 一目百万本、香り十里の光景 |
南部駅前から南部梅林行きの観梅バスで15分ほど走ると南部梅林に到着。すでに観光客が大勢押し寄せている。南部梅林のアーチをくぐって坂道を上っていくと、ところどころに梅の木が赤や白の花びらをほころばせている。みかへり坂と名付けられた坂道を400mほど進むと料金所があって、250円の入園料を支払う。そこからさらに坂道を上って汗ばんできた頃に梅公園が現われる。小高い丘の上からは、あたり一面に広がった梅林が一望できる。和歌山にいくつかある梅林の中でも、ここ南部梅林が最も規模が大きく、1300万平方メートルの広大な耕地に約4万本の梅が栽培されている。「一目百万本、香り十里」と称されるように、見渡す限り梅の花が開き、ピンクのじゅうたんを広げたような印象である。時おり涼しい春風が梅の香りとともに吹き抜け、ほてった身体をクールダウンしてくれる。
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| 梅林越しに道の駅 |
しばらく梅林の絶景を眺め、坂道を下る。途中の土産物屋で梅酒を試飲させてもらい、1本購入。人気の土産物屋では行列ができるほどのにぎわいぶり。坂を下ると駐車場に入る車も行列ができている。こちらは道の駅に向かって畑の中の細い道を進む。15分ほど歩くと梅林越しに道の駅みなべうめ振興館が眼前に現われた。南部川沿いに建つコンクリートの建物はとても頑丈そうだ。入口には何の必要があるのか、この地を訪れた小泉純一郎前総理大臣の石碑。駅舎は4階建てとなっており、1階が歴史民族資料展示スペース、2階が梅資料展示スペース、3階は休憩所と物産販売所、4階は屋上で展望スペースになっている。ただし、土手側の道路から入るとそこが2階になっていて、見た目には3階建てみたい。階段を上っていったところは3階。梅に関連した土産物が多数販売されている。やっぱりここまで来たからには梅ソフトをいただかねばならぬ。甘酸っぱい梅の風味が口いっぱいに広がり、なかなかの美味。
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| 梅観音に安全祈願 |
一息ついたところで、2階の梅資料を拝見する。以前は入場料を取っていたようだが、今は無料開放されている。中に入るとうぐいすの人形がいらっしゃいませとでも言うように出迎えてくれる。南部町が日本一の梅の産地になったのは、南部川沿いの気候風土が梅栽培に適していたからということだ。数ある梅の種類の中でも、ここ南部で収穫される梅は南高梅として全国的に名をはせている。そのルーツは明治時代にさかのぼり、高田さんという方が南部で梅の栽培を始め、品種改良をして南高梅のルーツとなる高田梅を育成した。その後、数多くある梅の品種の中から優良な品種を選定するため、5年もの歳月をかけて調査研究を行い、高田梅が最も風土に適した品種として評価を受けた。この調査研究に協力したのが南部高校だったことから、「南部高校」と「高田梅」から1文字ずつ取って、「南高梅」と名づけたということだ。またひとつ知識が増えた。梅の歴史や文化を学習した上で、今後の旅の安全とスタラリ無事完走を館内に鎮座まします梅観音に祈願し、梅振興館を後にした。
梅振興館前の龍神バス停で11:19発の西行きバスを待つも、待てど暮らせどバスはやって来ない。もしやダイヤ改正でもあったかと案内板を見てもそのような記載はない。しびれを切らして営業所に電話してみると、バスが途中で故障してしまい、代わりのバスを用意しているのところとのこと。せっかく梅観音にお祈りしたのに、どういうことか。さては賽銭が少なかったか。まあ、確かに5円では願い事も聞いてもらえないかも知れぬ。
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| 晴天の下、龍游 |
結局40分ほど遅れてバスはやって来た。車内には3人ほど先客がいたが、一様に仕方がないといった表情で座っている。バスは遅れを取り戻すように、おそらく普段の速度より速く走っているのだろうが、奥に進むにつれて道が細く、カーブが連続してきて、思うように遅れは取り戻せない。福井集落入口の手谷橋バス停には30分ほど遅れての到着。バス停横の手谷橋を渡り、郵便局の建つT字路を左折して7〜8分も歩くと道の駅水の郷日高川龍游に到着する。前を走る県道は連休だというのに通行量は少なく、静けさに包まれている。龍游館と名づけられた駅舎は緑色の屋根が目にも鮮やか。澄み切った青空のもと、存在感をアピールしているかのようである。スタンプを捺して、きっぷを買って、お昼ご飯をいただく。
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| 名物しし焼肉定食 |
食後に駅をぶらつく。龍神の材木を利用して家具を製造・販売しているジーワークスというテナントがあったので、のぞいてみる。基本的には受注生産で対応しているので、納期は2〜3ヶ月かかる場合もあると。龍神の木にこだわっていることの証であろう。「龍神」という名前だけで何か神聖な感じもする。お値段的には、そのこだわりが反映した感じではあるが、それでも20万円もするダイニングテーブルが予約済だったりする。家具はさすがに手が出ないが、この店舗でコーヒーを提供していたので、ほんのちょっぴり売上協力しておく。
駅の裏手には日高川が流れており、ちょうど日の光を浴びて水面がキラキラと輝いている。まるで龍のウロコのようでもある。この道の駅には普段あまり見慣れない「游」という漢字が使われているが、これは泳ぐという意味がある。なるほど、そう思ってみると、水面をキラキラ輝かせながら流れる様は龍が泳いでいるようでもある。道の駅日高川龍游は、そんな日高川と戯れているかのように、その地に建っている。
今回で89駅を完走、残り6駅となった。(第29回・了)
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2007年2月12日(月) 新長田(516)−[110B]−新大阪(604/629)−[快速2929M]−南部(929/950)−[龍神バス・梅林バス]−南部梅林(1005/1030)−[Walk]−道の駅みなべうめ振興館(1045/1159(*1119))−[龍神バス・西の上行]−手谷橋(1234(*1201)/1235)−[Walk]−道の駅水の郷日高川龍游(1238/1345)−[Walk]−小菅(1348/1352)−[御坊南海バス]−御坊(1515/1534)−[くろしお24号]−新大阪(1721/1724)−[新快速3279M]−神戸(1754/1758)−[4539B]−新長田(1803) (*)時刻は定刻 注:ダイヤは2007年2月12日現在のものです。お出かけの際には事前に関連機関にご確認ください。 |
| 第29日目のデータ | 天候 | 晴 | 体調 | 良好 | 2007年2月12日 | ||
| 交通費 | \7,260 | 訪問駅数 | 2駅 | 近畿達成率 | 2.11% | 全国達成率 | 0.24% |
| 飲食代 | \2,460 | 移動距離 | 452.5km | 移動時間 | 8.73h | 全行程時間 | 12.78h |
| 宿泊費 | \0 | 平均速度 | 51.8km/h | 表定速度 | 35.4km/h | 駅滞在時間 | 2.35h |
| 入場料 | \0 | 平均速度は移動にかかった速度、表定速度は乗継時間・駅滞在時間も含めた速度 | |||||
| 遊興費 | \250 | 歩数 | 6,554歩 | 歩行距離 | 3.3km | 消費カロリー | 217kcal |
| 土産物代 | \2,960 | 温泉 | 0ヶ所 | 足湯 | 0ヶ所 | ソフトクリーム | 1本 |
| 雑費 | \5 | 費用合計 | \12,935 | エンゲル係数 | 19.02% | ソフトカロリー | 150kcal |
| 総合のデータ | 晴れ男率 | 55.17% | 訪問コスト | \4,573/駅 | 2007年2月12日現在 | ||
| 交通費 | \191,950 | 訪問駅数 | 89駅 | 近畿達成率 | 93.68% | 全国達成率 | 10.72% |
| 飲食代 | \91,160 | 移動距離 | 8,888.6km | 移動時間 | 218.47h | 全行程時間 | 376.02h |
| 宿泊費 | \32,600 | 平均速度 | 40.7km/h | 表定速度 | 23.6km/h | 駅滞在時間 | 85.83h |
| 入場料 | \8,360 | 平均速度は移動にかかった速度、表定速度は乗継時間・駅滞在時間も含めた速度 | |||||
| 遊興費 | \16,060 | 歩数 | 348,654歩 | 歩行距離 | 174.3km | 消費カロリー | 11,568kcal |
| 土産物代 | \63,684 | 温泉 | 18ヶ所 | 足湯 | 4ヶ所 | ソフトクリーム | 26本 |
| 雑費 | \3,175 | 費用合計 | \406,989 | エンゲル係数 | 22.40% | ソフトカロリー | 3,900kcal |