さっさ〜の 2006近畿道の駅スタンプラリー奮闘記
第23回 紀州路の温泉三昧と道の駅めぐり
南紀白浜で外湯めぐり
2007年1月8日月曜日、成人の日で祝日。今日の道の駅めぐりはバスの時刻の都合で午後からとなるので、午前中は白浜の外湯めぐりをしようと思う。朝まだ明けやらぬ7時前に宿を出発して白浜の中心街へ向かう。
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| 歴史と伝統の牟婁の湯 |
バスセンターを過ぎて温泉街を通り、美しい海岸が現われる湯崎バス停に下車。本日一つ目の湯、牟婁の湯に入る。外観こそ立派だが、内部は古き良き銭湯の趣きがある。湯船は2つあって、ひとつは茶色っぽいまぶ湯、もうひとつは白っぽいみゆき湯。洗い場はあまり広くないので5人も座ればいっぱいとなる。朝早いけど地元の人と観光客とでそこそこ混雑している。とても素朴な感じがする。ここの番台で外湯めぐりパンフレットをもらった。白浜町内の5つの外湯の割引券とスタンプ押印欄が付いている。牟婁の湯の次に歩いて5分ほどの崎の湯を目指す。ここは波打ち際の露天風呂が名物で、雄大な太平洋を眺めながらの温泉を堪能できる。しかしながら、たどり着いてみると本日は波が高いので営業見合わせ中とのこと。確かに強風のため、海上の波はうねるように高く、岩に打ち付ける波は白く泡立っている。こんな中で露天に入って波にさらわれてもかなわぬ。
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| 白浜の名勝三段壁 |
それではと、白浜名勝の三段壁へ路線変更。湯崎からバスで5分ほどの近さ。名勝三段壁と書かれた看板の先に勇壮な断崖絶壁が連なっている。まるで火曜サスペンス劇場のラストシーンに登場しそうな雰囲気がある。この断崖絶壁の下には洞窟があるようで、そこへ下りる有料エレベーターが設置されている。その名も三段壁洞窟と言い、長さ36mのエレベーターで断崖の下へ着くと、洞窟に押し寄せる波の音がドドーンと響いている。その昔は熊野水軍の舟隠し場であったとのことで、自然のすごさと歴史のロマンを感じさせる洞窟である。洞窟内には弁財天が祀られており、熱心にお祈りする人がいるので、邪魔しないようにそっと洞窟を後にする。
白浜市街まで戻り、次の外湯めぐりとして白良湯を目指す。白良浜バス停のほど近くの海岸沿いに白良湯はあった。外観はこれも銭湯風で1階が休憩場となっており、脱衣場と浴場は2階に上がっていくようになる。牟婁の湯と同様、こちらもあまり大きな施設ではないので、小さな脱衣場は地元の人と観光客で混雑している。浴槽もやや小ぶりで、10人も入ればいっぱいになろうか。浴室の奥が海に面しており、窓から眺める白良浜が美しい。
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| 砂浜の眺めがすばらしい白良湯 |
海中展望塔から |
お湯はちょっとしょっぱいナトリウム塩化物泉。しばらく温泉を堪能して砂浜を歩きながら次の外湯である白良浜の露天風呂しらすなを目指す。ここは砂浜に設けられた開放的な露天風呂で水着着用での入浴となる。入るにはちょっと勇気がいるかもしれない。意を決して入ろうとしたところが、もう営業している時間のはずだが、入口の鎖が閉じられたままである。鎖を乗り越えて中へ入ってみると、係員がいて今日は悪天候の影響でお湯の温度が上がらず、様子を見ているところとのこと。お湯の中に手を入れてみるとなるほどちょっとぬるい。天気ばかりは仕方なく、それではと海中展望塔とやらへ行ってみる。白良浜から新湯崎へ。新湯崎バス停の前にホテルシーモアがあり、海中展望塔はその沖50mぐらいのところに作られている。通常料金は750円だが、本日は海水が濁っているので500円でいいとのこと。橋を渡ってタワーに入り、螺旋階段をぐるぐると下っていくと、いくつも丸窓が設けられており、海中を眺めることが出来る。ただし、本日は濁っていてあまり眺めはよくない。それでも窓の近くを多くの魚が波にもまれながら漂っているのが見える。海水が濁っていなければ絶景だったに違いない。
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| 復興した長生の湯 |
なんとなく中途半端な外湯めぐりとなってしまったが、最後に白浜市街からちょっと離れた場所にある長生の湯へ行ってみる。ここは今朝ほどホテルから市街へ向かう途中に見かけた日帰り温泉で、古賀浦というバス停の近くにある。源泉かけ流しの湯は元は古賀湯という名泉だったが、昭和の時代にいったん枯渇したものの、十数年後に同じ場所で再出発をしたということで、昭和初期の木造倉庫の骨組みをそのまま使用した建屋は古き良き雰囲気を漂わせている。入口近くには足湯と飲泉場が設けられており、開放されている。内湯は杉の木を利用して湯治場の雰囲気が漂う。露天は石造りでさらにその先には備長炭風呂もあった。何よりさほど混雑していないのがよい。時間帯にもよるのだろうが、ゆったりと入ることができて落ち着く。ゆったりとくつろいで、午後からの道の駅めぐりに備えるとしよう。
備長炭の文化を伝える道の駅
白浜駅から特急くろしおで紀伊田辺へ向かい、駅前の龍神バス乗り場で備長炭公園までの乗車券と龍神温泉の日帰り温泉クーポンを購入する。日帰り温泉クーポンは紀伊田辺〜龍神温泉の往復乗車券と元湯入浴券が付いて2000円。龍神温泉までの片道が1700円だからかなりオトクなきっぷである。ただし、元湯に入浴して帰りのきっぷに証明印をもらわなければならない。備長炭公園までのきっぷもバスでは珍しい硬券(硬い厚紙でできたきっぷのこと)となっていた。
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| イカスミみたいな備長炭ラーメン |
13:15に発車したバスは狭い市街地を抜けて山の方へ向かう。奇岩怪石の奇絶峡を過ぎるとほどなく道の駅紀州備長炭記念公園である。バス停がすぐ側にあり便利。敷地内に入って右側は物産館となっており、各種土産物や記念きっぷもここで売っていた。正面は紀州備長炭発見館となっており、備長炭の歴史や文化、効用などを伝える施設となっている。その伝承館の横に目立たないように茶房備長の郷の看板が出ており、ここから100歩と書いてある。それを目指して進むと小さい喫茶店が現われる。午後1時も過ぎてお腹が空いているので、備長炭ラーメンを注文。イカスミパスタのような黒い麺であっさりとした味。食後に伝承館に入り、改めて備長炭の歴史や効能、文化、製造方法などに触れる。
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| バス停の横に道の駅 |
映像コーナーで備長炭について手際よく紹介されていたので、しばし見入る。炭は人類が火を使い始めたときから存在しており、実に北京原人の時代に遡るようだ。縄文時代には燃料として使われ、鉄器文明の時代になると鋳造の燃料として多用されたとのこと。紀伊半島には炭の原料となるうばめがしの木が多かったことから、日本でも有数の産地となったそうだ。ところで、なぜ備長炭と言うのか、今まで知らなかったのだが、これは炭問屋の備中屋長佐衛門という人物に由来している。田辺の炭を江戸で販売したところ大人気となったので、自分の名前をつけて備長炭としたとある。ひとつ賢くなったような気がする。伝承館を出ると一段低いところで炭焼きが盛んに行われている。最近特に脚光を浴びている炭であるが、これからも炭の伝統と文化を伝えていってほしいと思う。
木の香漂う美人湯の里の道の駅
備長炭公園前から龍神バスで龍神温泉方面へ行く。次第に山深く分け入り、人家もなくなって虎ヶ峰峠を越えて龍神村へ。といっても、平成の大合併でここも田辺市となっている。旧龍神村役場がある西集落を過ぎると、日高川に沿って走り、龍神温泉へ。
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| バス停の先に道の駅 |
道の駅龍神はこの先木族館バス停まで乗り越す。バス停のちょっと先に道の駅龍神がある。独特の外観は龍神村にちなんで龍をイメージしている。時刻も夕方となって駐車場にも車はまばら。店内も人影は少ない。店内に入って目を引くのはご神木のように店の中央に立っている柱。樹齢350年の栂の木を使用しているそうだ。1本には洞があり、内部にご神体のような龍の置物が飾ってある。特産品も龍神村の木を使用したものが多い。記念きっぷを購入すると、杉の木を加工したはがきとしおりをくれた。日本三大美人湯龍神温泉のスタンプが捺してある。道の駅龍神のスタンプも美人が入浴しているデザインとなっている。日本三大美人湯と言えば古くから群馬県の川中温泉、島根県の湯ノ川温泉とここ和歌山県の龍神温泉が挙げられるが、なぜこの3つが美人湯なのかはよくわからない。とりあえず、帰りのバスのきっぷを有効にするために龍神温泉に入らねばならぬ。道の駅龍神を早々に辞して、龍神温泉へ歩を向ける。川沿いの道を歩いていると山の方からガサガサと音がして、一瞬熊が現われたかと驚いたが、キジのつがいが仲良く歩いていたのだった。道の駅から15分ほど歩いて龍神温泉元湯に到着。
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| 美人湯の龍神温泉湯元 |
その昔、弘法大師が開いたといわれるお湯は、無色透明のナトリウム炭酸水素塩泉。舐めるとちょっとしょっぱい。このお湯に浸かると肌がつるつるになることから美人湯などと言われているのであろうか。3連休の最終日とあって、日帰り入浴の観光客が大勢いて、ゆっくりとつかる雰囲気ではないが・・・。風呂から上がり、帰りのバス乗車券に確認印を押してもらい、田辺方面の最終バスを待つ間に古びた温泉街を散策する。都会の喧騒から離れた山里の温泉でのんびりするのもリフレッシュによいかもしれない。こちらはスタンプラリーの期限が迫っているので、あまりゆっくりできない。時間ができたらいずれゆっくりと訪れてみたいと思わせる温泉である。
今回の旅で和歌山で未訪問の道の駅はみなべうめ振興館と水の郷日高川龍游、2つとなった。これは梅が咲く頃に回ってみよう。全体では76駅訪問、残り19駅となって、いよいよゴールが見えてきたようだ。(第23回・了)
第23日目行程表
2007年1月8日(月)
白浜警察署前(651)−[明交バス・三段壁行]−湯崎(702/702)−[Walk]−牟婁の湯(707/750)−[Walk]−崎の湯(800/805)−[Walk]−湯崎(808/810)−[明交バス・三段壁行]−三段壁(820/852)−[明光バス]−白良浜(904/904)−[Walk]−白良湯(907/940)−[Walk]−白良浜(1015/1017)−[明交バス・三段壁行]−新湯崎(1023/1106)−[明交バス・白浜駅行]−古賀浦(1121/1121)−[Walk]−長生の湯(1123/1203)−[Walk]−古賀浦(1205/1209)−[明交バス・白浜駅行]−白浜(1215/1234)−[スーパーくろしお16号]−紀伊田辺(1244/1315)−[龍神バス・龍神温泉行]−備長炭公園前(道の駅紀州備長炭記念公園)(1339/1449)−[龍神バス・季楽里行]−木族館(道の駅龍神)(1547/1600)−[Walk]−龍神温泉(1615/1640)−[龍神バス・紀伊田辺駅行]−南部(1822/1842)−[くろしお34号]−新大阪(2050/2054)−[新快速3307M]−神戸(2124/2128)−[4581B]−新長田(2133)
注:ダイヤは2007年1月8日現在のものです。お出かけの際には事前に関連機関にご確認ください。
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データハウス
| 第23日目のデータ | 天候 | 晴 | 体調 | 良好 | 2007年1月8日 |
| 交通費 | \4,390 | 訪問駅数 | 2駅 | 近畿達成率 | 2.11% | 全国達成率 | 0.24% |
| 飲食代 | \1,670 | 移動距離 | 328.3km | 移動時間 | 8.20h | 全行程時間 | 14.70h |
| 宿泊費 | \0 | 平均速度 | 40.0km/h | 表定速度 | 22.3km/h | 駅滞在時間 | 1.38h |
| 入場料 | \210 | 平均速度は移動にかかった速度、表定速度は乗継時間・駅滞在時間も含めた速度 |
| 遊興費 | \2,700 | 歩数 | 9,029歩 | 歩行距離 | 4.5km | 消費カロリー | 300kcal |
| 土産物代 | \960 | 温泉 | 4ヶ所 | 足湯 | 0ヶ所 | ソフトクリーム | 1本 |
| 雑費 | \100 | 費用合計 | \10,030 | エンゲル係数 | 16.65% | ソフトカロリー | 150kcal |
| 総合のデータ | 晴れ男率 | 56.52% | 訪問コスト | \4,318/駅 | 2007年1月8日現在 |
| 交通費 | \147,510 | 訪問駅数 | 76駅 | 近畿達成率 | 80.00% | 全国達成率 | 9.16% |
| 飲食代 | \76,101 | 移動距離 | 6,779.4km | 移動時間 | 172.07h | 全行程時間 | 299.27h |
| 宿泊費 | \27,500 | 平均速度 | 39.4km/h | 表定速度 | 22.7km/h | 駅滞在時間 | 68.95h |
| 入場料 | \7,160 | 平均速度は移動にかかった速度、表定速度は乗継時間・駅滞在時間も含めた速度 |
| 遊興費 | \13,520 | 歩数 | 282,874歩 | 歩行距離 | 141.4km | 消費カロリー | 9,386kcal |
| 土産物代 | \53,549 | 温泉 | 14ヶ所 | 足湯 | 3ヶ所 | ソフトクリーム | 25本 |
| 雑費 | \2,840 | 費用合計 | \328,180 | エンゲル係数 | 23.19% | ソフトカロリー | 3,750kcal |