さっさ〜の 2006近畿道の駅スタンプラリー奮闘記
第17回 奈良の温泉つき道の駅めぐり PART2〜リベンジ編〜
新鮮な森と水を味わう道の駅
2006年12月24日日曜日、世間はクリスマスイブである。このところJRの怨念(?)か、黒滝と伊勢本街道を回ることができなかったので、今日はリベンジを果たすべく、この2つを回ってみたい。といってもこの2駅は同じ奈良県内にありながら、距離がすこぶる離れているので、乗り継ぎはたいへんである。うまく回れると良いが・・・。
朝7:25に新長田を出発、天王寺まで行き、近鉄南大阪線に乗り換えて、吉野線の下市口まで一気に進む。一週間前には失意のうちに帰途に着いた駅である。駅前から奈良交通バスの洞川温泉行に乗車。下市口を発車したバスは吉野川を渡り、下市町内を縫うように走る。吉野地域の商業の中心として栄えた下市はまだ古い面影を随所に残しており、時間があれば散策してみてもよさそうだ。下市温泉を過ぎると険しい山道に入る。
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| 黒滝案内センターに到着 |
路線バスのため、国道309号線は経由せず、わざと細い曲がりくねった山道を進む。一般車との離合も手に汗を握る緊張感がある。別に自分が運転しているわけではないけれど・・・。バス停に付ける地名にも困窮したのか、「松本宅前」なんてバス停が出現したりする。そんな山道を抜けて国道に合流したかと思ったら、国道も細い道になってしまった。離合も苦労する。3ケタ国道は「酷道」と言われる所以である。
そんな細い道を通りながら、無事黒滝案内センターに到着。ここが道の駅吉野路黒滝である。ここ黒滝は都会の喧騒から離れた静かな山間の村という感じ。ロッジ風の駅舎が風景の中に溶け込んでいる。こういうところに来ると、思わず深呼吸をしてしまう。
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| 黒滝こんにゃくはマイウ〜 |
駐車場の隅っこでは名物黒滝こんにゃくを売っていたので、早速賞味してみる。串に刺されたこんにゃくは味がよく染みていてマイウ〜である。黒滝に立ち寄った人の多くがこんにゃくを味わっているようだ。道の駅自体は特産品の販売所と喫茶店と施設としては簡素なもの。土産物は場所柄、木工品や吉野葛が目立つ。駅の裏手はミニ公園みたいに整備されており、喫茶店のテラスも設置されていたりして、時候がよければここでお茶をするのもおしゃれである。お昼ご飯を道の駅でと思っていたが、喫茶店らしいメニューしかなく、せっかく黒滝まで来たのだから、何か地元の特産品でも食べたいと調べていると、名物黒滝釜飯の案内があった。これは道の駅から歩いて10分ぐらいのところにある森の交流館というところで賞味することができるらしい。時間もあることだし、ちょっと足を伸ばして黒滝釜飯なるものを味わいに行くことにした。その森の交流館には温泉もあるらしいので、ちょうどよい。
道の駅から黒滝村役場方向へ歩いていくと、しばらくして黒滝川の対岸にそれらしき建物が見えてきた。川を渡るアーチ橋には黒滝・森物語村と書いてある。橋を渡ると前方上方に吊り橋が見えた。長さ115m、高さ35mの黒滝吊り橋。
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| ちょっと固かったアマゴ釜飯 |
日本最長級の吊床版吊り橋とのことだが、渡っている人は誰もいない。森物語村は温泉、宿泊施設、資料館、などが備わった施設で、温泉は御吉野の湯と名付けられている。ところが、けしからぬことに日帰り温泉として利用できるのは金土日祝の13:00からと書いてあり、12:54のバスで黒滝を離れなければならないので、残念ながら温泉入浴はムリだ。せめて12:00から営業してくれたらよいのに・・・と思う。ただし、駐車場の案内板には温泉の営業時間は12:00〜と書いてあり、レストランの案内板には14:00〜と書いてありで、統一されていない。温泉はあきらめ、名物黒滝釜飯を味わうため、村内のレストラン、山幸工房へ。何種類かの釜飯があったが、やはりここまで来たのだから「アマゴ釜飯」を味わっておきたい。「20分ぐらいかかりますけど…」と店の方に了承を求められたが、温泉が入れなくなったので時間は十分にある。待つことしばし、小さな釜に入った釜飯が運ばれてきた。蓋を開けると小ぶりなアマゴが入っており、釜飯の風味と香りが漂う。アマゴは身をほぐしながら食べるのであろう、小骨を丁寧に取り除きながらご飯と混ぜていただく。味は美味しいのだが、ご飯がちょっと固い。芯が残っている感じがする。加熱時間が短かったのかもしれない。ぽりぽりと釜飯をいただいて、村内見学。明治43年に建築されたという旧黒滝村役場が郷土資料館として活用されていたので向かってみると、入口には鍵がかかっている。
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| 謎の「だらにすけ」看板 |
入口の張り紙には近日オープンと書かれているが、明らかにずいぶん前に張られたような紙で、オープンする気があるのかどうかわからぬ。あれもダメ、これもダメということで、これ以上することが無いので、せんなく道の駅までとぼとぼ歩いて帰る。沿道の電信柱には「だらにすけ」なる見慣れぬ看板。「だらにすけ」とは何だろうかと調べてみると、キハダというみかん科の木の皮を煎じて作った胃腸薬とのことで、吉野大峯で修行する山伏が作ったものと言われ、奈良県では有名な薬だそうだ。漢字では陀羅尼助と書き、陀羅尼というのが修行で唱える呪文で、唱えるとご利益があって病気も治るとのこと。助というのはお薬の意味らしい。これからは胃腸の調子が悪くなったら陀羅尼助・陀羅尼助と唱えてみることとしよう。
名物露天風呂でゆったりくつろげる道の駅
黒滝案内センターから乗車したバスは吉野大峯麓の洞川温泉始発で、この手のバスにしては意外に乗客が多い。下市口駅で近鉄電車に乗り換えて、橿原神宮前で京都線、さらに大和八木で大阪線に乗り換えて三重県の名張へ。次に向かうのは奈良県の道の駅伊勢本街道御杖なのだが、アクセスは三重県からとなる。乗車するバスも三重交通バスである。昨日は乗ろうか乗るまいかと思案した挙句、結局乗らなかった16:00発の敷津行きに乗車。ただし、このバスは終点の敷津に着くとすぐに名張へ折り返し、それが名張行きの最終バスとなる。では、どうやって帰って来たのかについては後ほど・・・。
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| 伊勢本街道御杖に到着 |
名張を出発したバスは名張川に沿って市街を走り抜け、比奈知ダムのそばを通って次第に山の奥へと進んでいく。太郎生集落を通り過ぎると奈良県に入って終点敷津16:54着。同時にみつえふれあいバスが無人で発車していった。最近、こういうバスが妙に気になるようになった。道の駅伊勢本街道御杖は敷津バス停をほんの少し戻ったところにある。あたりは暗くなりかけているが、道の駅は煌々と灯りがともっており、それだけで暖かさを感じるから不思議だ。駐車場の脇にみつえ温泉姫石の湯と大書きされたタンクが設置されている。物産館、街道市場みつえに立ち寄ってみると、新年の準備で忙しそうである。温泉よりも一足先に店じまいのようで、地元の新鮮野菜はほとんど残っていなかった。スタンプは温泉のほうにあるということで、そちらへ向かう。無事58駅目のスタンプを捺し、温泉につかることとする。600円の入浴料を払って足を踏み入れる。風呂は石風呂と木風呂があり、日替わりで男女が入れ替わるそうだ。今日の男湯は石風呂である。内湯に浸かって身体にたまった寒さや疲れを放出し、露天に浸かる。と、さらに奥には昔懐かしい五右衛門風呂が設置されており、そちらへもどっぷりと浸かる。アルカリ性単純温泉の湯は神経痛や筋肉痛などに効能があるらしい。酷使した足にたっぷりと塗りこんでおく。風呂上りにパンフレットなどを物色していると、フロントのおばちゃんに「どちらから」と声をかけられた。
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| 姫石健康定食 |
神戸から電車とバスで来たと言うと、申し訳なさそうに「遠いところへようこそ」と言われて恐縮する。帰りの時間までまだ少し余裕があるので、レストラン山桜で夕食タイム。姫石健康定食なるものを注文すると、アマゴ甘露煮、春菊やシシトウなどの天ぷら、刺身こんにゃく、白和えなど豊富なおかずで、思わず冷酒やたがらすを注文。ひと時のくつろぎタイムを過ごす。ところで、御杖とか姫石(ひめし)とかちょっと変わった名前だが、意味を聞いてみると御杖村の村名は、倭姫命(やまとひめのみこと)が天照大神(あまてらすおおみかみ)の御霊を奉じる場所の候補地として杖を置いたという故事に由来している。姫石の由来はその倭姫命が女性病の全快を祈願したことから「姫石明神」と呼ばれるようになったといわれ、安産、女性病、または縁結びの明神として知られていると。ということは、姫石の湯は縁結びの湯ということか!?もう少し浸かっておけばよかったかなぁ。
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| 湯上りソフト |
それはともかく、ここはお風呂自慢のようで、電話番号は2641(フロヨイ)、FAX番号が6026(ロテンブロ)と風呂づくしでなんとも暖かく、ソフトクリームまで風呂上りのようにふにゃりとしていたのであった。
姫石の湯を堪能した後は長い帰り道が待っている。もう名張へは戻れないので、伊勢奥津行きの最終バスをつかまえる。敷津バス停で待っていると、三重交通バスが通過しそうな勢いで走ってきたので、思わず両手を上げてアピール。運転手もビックリしたように急ブレーキを掛けて、何とかバスは止まった。普段こんな時間にこんな場所から乗る人はいないのであろうが、地方に来てバスに乗る際の要注意事項、「とにかく手を上げて乗車することをアピールする」でありますなぁ。
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| 松阪名物の松阪牛弁当 |
珍しく先客が一人乗っていたが、その客は次のバス停で下車、奥津まで運転手と二人きりとなって、いろいろと四方山話をするうちに、伊勢奥津へ着いた。駅前の細道が伊勢本街道らしく、看板が立っていた。伊勢奥津から名松線の終列車で松阪へ向かうと、暗闇の中にポツンポツンと民家の灯りが漏れるのどかな光景。松阪からは近鉄特急で鶴橋まで一気に帰る事ができる。奈良県から神戸に帰るのに三重県の松阪を経由するとは何ともはや・・・。松阪駅では名物松阪牛弁当を売っていたので、思わず購入してしまう。本日はいささかカロリーオーバーである。これで58駅、残り37駅となった。(第17回・了)
第17日目行程表
2006年12月24日(日)
新長田(725)−[130B]−神戸(730/731)−[新快速3206M]−大阪(758/809)−[環1365]−天王寺(830/830)−[Walk]−阿部野橋(835/850)−[近鉄3823]−下市口(1003/1015)−[奈良交通バス・洞川温泉(下阪)行]−黒滝案内センター(道の駅吉野路黒滝)(1054/1254)−[奈良交通バス・大淀BC行]−下市口(1335/1354)−[近鉄急4322]−橿原神宮前(1430/1437)−[近鉄急1462]−大和八木(1443/1451)−[近鉄急1421]−名張(1521/1600)−[三重交通バス・奥津駅前行]−敷津(1654/1654)−[Walk]−道の駅伊勢本街道御杖(1656/1804)−[Walk]−敷津(1806/1809)−[三重交通バス・奥津駅前行]−伊勢奥津(1824/1854)−[414C]−松阪(2014/2047)−[近鉄7902]−鶴橋(2216/2221)−[環1681]−大阪(2236/2240)−[新快速3317M]−神戸(2304/2305)−[4597B]−新長田(2310)
注:ダイヤは2006年12月24日現在のものです。お出かけの際には事前に関連機関にご確認ください。
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データハウス
| 第17日目のデータ | 天候 | 晴 | 体調 | 良好 | 2006年12月24日 |
| 交通費 | \8,920 | 訪問駅数 | 2駅 | 近畿達成率 | 2.11% | 全国達成率 | 0.24% |
| 飲食代 | \5,350 | 移動距離 | 419.1km | 移動時間 | 9.48h | 全行程時間 | 15.75h |
| 宿泊費 | \0 | 平均速度 | 44.2km/h | 表定速度 | 26.6km/h | 駅滞在時間 | 3.13h |
| 入場料 | \600 | 平均速度は移動にかかった速度、表定速度は乗継時間・駅滞在時間も含めた速度 |
| 遊興費 | \0 | 歩数 | 11,590歩 | 歩行距離 | 5.8km | 消費カロリー | 385kcal |
| 土産物代 | \0 | 温泉 | 1ヶ所 | 足湯 | 0ヶ所 | ソフトクリーム | 1本 |
| 雑費 | \0 | 費用合計 | \14,870 | エンゲル係数 | 35.98% | ソフトカロリー | 150kcal |
| 総合のデータ | 晴れ男率 | 64.71% | 訪問コスト | \3,837/駅 | 2006年12月24日現在 |
| 交通費 | \114,650 | 訪問駅数 | 58駅 | 近畿達成率 | 61.05% | 全国達成率 | 6.99% |
| 飲食代 | \54,637 | 移動距離 | 5,212.7km | 移動時間 | 137.13h | 全行程時間 | 222.28h |
| 宿泊費 | \8,900 | 平均速度 | 38.0km/h | 表定速度 | 23.5km/h | 駅滞在時間 | 49.40h |
| 入場料 | \6,850 | 平均速度は移動にかかった速度、表定速度は乗継時間・駅滞在時間も含めた速度 |
| 遊興費 | \0 | 歩数 | 209,129歩 | 歩行距離 | 104.6km | 消費カロリー | 6,939kcal |
| 土産物代 | \36,426 | 温泉 | 8ヶ所 | 足湯 | 3ヶ所 | ソフトクリーム | 20本 |
| 雑費 | \1,099 | 費用合計 | \222,562 | エンゲル係数 | 24.55% | ソフトカロリー | 3,000kcal |