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近畿「道の駅」ユーザーズくらぶ

道の駅レポート

さっさ〜の 2006近畿道の駅スタンプラリー奮闘記

第15回 青春18きっぷ道の駅めぐり〜みかんの里編〜


新興住宅地に登場する道の駅〜番外編〜

2006年12月19日火曜日、今日は平日であるが、休日出勤した代わりにお休みをいただき(いわゆる代休)、道の駅めぐりに出かける。どうしても平日でないと回れない場所があるのだ。

青春18きっぷ(常備券)
青春18きっぷ(常備券)
新長田駅で青春18きっぷに日付を入れてもらう。青春18きっぷとはJR各社共通のトクトクキップの一種で、JR全線(バスを除く)の普通列車に乗り放題のきっぷ。値段は11,500円で一人で5回使っても、5人で1回使ってもよい。つまり、1回あたり2300円ということ。なお、きっぷは1枚綴りとなっているので、バラすことができない。そのため、複数人で使用する場合は全員が同じ行程でなければならない。青春18だから年齢制限があるのかと思われがちだが、年齢に関係なく使用できる。注意が必要なのは、このきっぷで特急や急行、普通列車でもグリーン車には乗車できないこと。言ってみれば、普通列車専用乗車券である。1回あたりでは片道1150円以上の場所へ行けば、元は取れるので、レジャーやハイキングなどで利用する人が多い。なお、このきっぷは年中販売しているわけではなく、学校が長期休暇に入る春(3月下旬〜4月上旬)、夏(7月下旬〜9月上旬)、冬(12月中旬〜1月下旬)の年3回での販売、使用となる。今回は鉄オタっぽく特別に北海道の幌延駅から常備券と言われるきっぷを取り寄せた。

瀟洒な住宅街の先に駅ができる
瀟洒な住宅街の先に駅ができる

5:35新長田発の普通電車で大阪へ行き、環状線で天王寺へ出て、近鉄に乗り換える。和歌山へ行く前に来年6月オープン予定の道の駅しらとりの郷羽曳野に立ち寄ってみたい。準急で藤井寺下車、駅前から羽曳ヶ丘方面のバスに乗り換える。平日だけあって、駅に到着するバスから大勢の通勤客が下りてくる。すっかり回送のような状況で藤井寺駅を出発した近鉄バスは、藤井寺市街を抜け、ほどなく羽曳ヶ丘住宅の中を走る。一戸建ての住宅が多い新興住宅地である。こんなところに道の駅ができるのかな、という感じになる。羽曳ヶ丘八丁目バス停で下車。住宅街の中を不審者と間違われないように(!?)歩き始める。道の駅ができる方向は羽曳ヶ丘でも最近開発された地区のようで、瀟洒な住宅が建っている。道の駅ができるとこのあたりにお住まいの方々もお得意さまになるであろう。10分ほど歩くと南阪奈道路に突き当たり、道路の向こう側で建設機械がフル稼働している。ここが道の駅しらとりの郷羽曳野が建設される場所である。

来年6月オープンに向けて建設 プレオープン中の農産物直売所
来年6月オープンに向けて建設 プレオープン中の農産物直売所
まだ基礎工事の段階で建物の形も現れていないが、対面では早くも大阪南農産物直売所の仮店舗が出来ており、開店準備中であった。「来年6月に正式オープンします」のビラが張り出されており、ずいぶん早いプレオープンだ。さすが大阪の商売根性。少しでも早く地元に溶けこむことができるので、よいかもしれない。近くには上新電機も店舗オープンの様子で、このあたりが一大ショッピングエリアになる日も近い。道の駅オープンはまだ先だが、オープンした暁には是非一度訪れてみたい。

日本一アットホームな道の駅

羽曳ヶ丘から再びバスで藤井寺に戻り、近鉄電車で天王寺へ。天王寺から阪和線の快速に乗り換えて和歌山まで。さらにきのくに線の普通電車で海南下車。高架になった駅前で有田鉄道バスの美川温泉愛徳荘行きに乗り換える。このバスは和歌山市駅発で先客が一人いたが、海南駅で下りてしまい、乗客は自分だけになった。海南駅を出発したバスは海南ICから阪和道に入り、吉備ICで一般道に下り、有田鉄道本社のある金屋口へ。ここで車両を交換して愛徳荘へ向けて出発。乗客は相変わらず自分だけである。後ほど立ち寄る明恵ふるさと館の前を通過し、次第に山の奥深くへと分け入っていく。運転手さんも暇なのだろう、いろいろと話し掛けてきたので、世間話に興じる。有田というとみかんの産地として有名だが、今年の作柄を聞くと、不作とのこと。台風で雨が多かったことが影響しているらしい。今年のみかんは高いと。

しらまの里。バス停の真ん前。
しらまの里。バス停の真ん前。

海南から1時間ほどで白馬の里バス停到着。真ん前が道の駅しらまの里であるが、外観は今まで見てきた道の駅とは全く異なり、どうみても村の雑貨屋にしか見えない。まだ小生が小学生だった頃、田舎(岡山県小田郡矢掛町里山田)の集落に一軒だけあった雑貨屋を思い出した。夏の暑い日に10円玉を握り締めて武田のプラッシーを買いに行ったっけ。おそるおそる引き戸を開けると、ガタン!と何かが落ちる音がした。何か商品でも落っことしたかと心配していると「気にせんでもええよ」と店のおばあちゃんが言う。陳列されている商品のラインアップもちょっと変わっていて、日用品の他に薬草や鮎の塩焼き、さるのこしかけ、それになぜこんなにたくさんあるのだろうと思うぐらいにサンダルが売られていたりする。ふつうの土産物もあるにはあるのだが、肩身が狭そうだ。レジの上に丹波おばあちゃんの里で見たような鹿の剥製が飾ってあり、おばあちゃん曰く「悪さをした鹿」と。時おり、地元の人が来て親しそうに話をしては帰っていく。

しらまの里バス時刻表
しらまの里バス時刻表
まさに地元密着のアットホームな道の駅といった感が漂う。ここの道の駅でお昼ごはんを・・・という野望は崩され、駅で売っていた蒸しパンと缶コーヒー、それに試食用のみかんで昼食とする。感心なことに記念きっぷを売っていたので、売上協力にと買い求める。おばあちゃんは店の奥からきっぷが入った小箱を出してきて「自分で日付入れてな」と小箱を渡された。きっぷ裏面の案内には「自然環境に恵まれた道の駅」との一文があり、まさにそれ以外の言葉は見つからない。ちょっとぶっきらぼうな感じもあるが、小生がバスで来てバスで帰るというと、しきりに時間を気にしてくれて、とても暖かい印象を持った。しらまの里にバスで来るには有田鉄道バスしかないが、そのバスも1日2往復、うち1往復は土日祝日休み、特にしらまの里から有田口へ戻る最適な便が土日祝日運休のため、平日にしか来ることができない。

バスの時間までに少し時間があったので、駅周辺をうろつくと、駅の上方に小さな神社があった。名前がどこにも書いてないので何という神社かわからないが、地元の人が手入れをしているようだ。不思議なことにこの神社、ほこらは2つだけども、賽銭箱は3つある。それぞれに10円ずつ(セコッ!)お賽銭をあげて旅の安全を祈願しておく。再び駅に戻ると何か焦げ臭い匂いが。どうやらストーブで焼いていたお餅が焦げたらしい。どこまでもアットホームな印象が残る道の駅である。

ふるさとの味、田舎うどんを味わう道の駅

しらまの里から先ほどのバスで戻る。運転手さんの話では現在しらまの里周辺の424号線でバイパス工事が行われているそうで、そうなるとしらまの里に立ち寄る車も少なくなるかもしれない。もっともこのバイパスは手抜き工事か何かでいったん作ったところが崩れてしまって作り直している最中とのことで、いつ完成するかわからないそうであるが。工事の話をしていると次第に会話の内容は談合話に移っていく。最近、いたるところで談合に絡んで知事が逮捕されており、和歌山県知事も談合の容疑で先日逮捕されている。斡旋利得処罰法の改正の動きも出ているが、最大与党が乗り気でないので、何も変わらないだろう。

明恵ふるさと館で冬ソフト
明恵ふるさと館で冬ソフト

運転手さんに次は明恵ふるさと館で降りると告げておく。さっき通った時にテープで「次は明恵ふるさと館です」という案内がなかった。どうやら新設停留所なので、テープの方は間に合っていないようだ。バスで来ようとする方はご注意を。沿道にはズガニの案内板が目立つ。ズガニとはモズク蟹のことで、有田川でもよく採れるとのこと。カニミソは絶品とのことで、いちど味わってみたい。

明恵(みょうえ)ふるさと館は金屋町の近くにあり、周辺はみかん畑が目立つ。「明恵」とはこの金谷町出身で鎌倉時代に活躍した明恵上人から取っている。道の駅近くの歓喜寺で生まれたそうな。恥ずかしながら、つい最近まで「あきえふるさと館」だと思っていた…。平日の昼下がりで、お客さんも少ない。駅舎の外では軒先をぐるりと取り囲むように新鮮野菜などが並べられ、安く(小生の感覚的に)販売されている。すごく大きな白菜やすごく大きなしいたけなどがあり、これがふるさとの魅力だろうか。件のズガニも1匹250円で売られていた。見た目は渡り蟹のような感じがする。店内に入るとパンの香りが漂う。この駅では自社工房を持っており、焼きたてのパンや惣菜を販売している。まさにふるさとの味というわけだ。

ソバのような田舎うどん
ソバのような田舎うどん
先ほどのしらまでは蒸しパンとみかんしか食べていないので、店内奥の軽食コーナーで名物田舎うどんなるものをいただく。北海道原産の小麦を使用したここだけでしか味わえないうどんとのこと。見た目はソバのよう。太さもうどんのように太くなくソバのようだ。食感は…これもうどんなのかソバなのか、イマイチはっきりしない。小生の味覚が鈍ったのか。食べ終わっても、やっぱりソバのような気がしてならない。修行が足りないのかもしれぬ。食後にこれまた北海道産の牛乳を使用したソフトクリームをいただく。もう12月も後半に入ろうとしているが、今日はとても暖かい。これも暖冬の影響だろう。地球温暖化防止のため、道の駅を訪問するときはなるべく公共交通機関で…ってなワケにはいかないでしょうね。

山椒は小粒でピリリと辛い的な道の駅

明恵ふるさと館前から花園行きの有田鉄道バスに乗車。車内は下校の小学生でいっぱい。小生が乗り込むと物珍しそうな顔でじっと見つめられる。べ…べつに怪しい者ではありませんからぁ。が、小学生も停留所ごとに一人二人と下りていき、いつしか乗客は自分ひとりになった。バスは山あいの小道を坦々と走って清水スポーツパーク前に停車。有田川を挟んで対岸に道の駅しみずがある。

道の駅しみず
道の駅しみず
スポーツの秋も終わり、平日のパークは閑散としていた。駅員さんもちょっと手持ち無沙汰のようだ。人の気配が無いパークにスピーカーを通して音楽が流れている。明るい音楽だけど、妙に物悲しく聞こえてしまう。パークの奥に進むと丘の上に登るリフトが設置されていたが、動いてはいなかった。頼めば動かしてくれるのかもしれないが、たった一人では気が引ける。上に登ったら滑り台で下りてくるのだろうか、丘の上のほうからステンレス製の滑り台が蛇行しながら設置されている。お子様は喜びそうだ。さらに奥に進むと釣り堀やバーベキュー広場が現れた。夏場は有田川のせせらぎをながめながら釣りに興じたり、バーベキューを楽しんだりと良さそうである。
川沿いの桜は花がほころぶ
川沿いの桜は花がほころぶ
川沿いを歩いてふと桜の木を見ると、ところどころ花が開いている。立派なソメイヨシノである。このところ暖かい日々が続いたせいか、狂い咲きのようだ。土産物売り場にはこの地域の特産品であるぶどう山椒を販売していたので購入。ぶどう山椒とはぶどうの房のように山椒の実がなることかに由来しているとのことで、ここ清水町が日本一の産地だそうだ。パーク内の全天候型テニスコート、近くの清水温泉、そして日本一の山椒といい、一見、何もなさそうな山あいの小さな町だけれど、どこかピリッと辛いスパイスが利いた感のある道の駅である。

日も暮れかけてきて、帰りの最終バスを待っていると、さすがに寒い。寒暖の差が激しいようだ。5〜6人の自転車の中学生が「さよなら」と声をかけてきた。なかなか礼儀正しいなと感心していたら、うち一人が友だちとふざけ合っていて、思いっきり自転車ごとこけていた。これもなかなかスパイスが利いている。本日は3駅まわって55駅完走、残りは40駅となった。(第15回・了)

第15日目行程表

2006年12月19日(火)

新長田(535)−[108C]大阪(618/623)−[環2302Y]天王寺(643/644)−[Walk]大阪阿部野橋(648/649)−[近鉄準3653]藤井寺(703/705)−[近鉄バス・羽曳ヶ丘循環(75系統)]羽曳ヶ丘八丁目(735/735)−[Walk]道の駅しらとりの郷・羽曳野予定地(745/810)−[Walk]羽曳ヶ丘八丁目(820/823)−[近鉄バス・藤井寺行(60系統)]藤井寺(855/916)−[近鉄準816]大阪阿部野橋(930/935)−[Walk]天王寺(940/943)−[快速107H]和歌山(1047/1049)−[341M]海南(1102/1128)−[有田鉄道バス・美山温泉愛徳荘行]白馬の里(道の駅しらまの里)(1223/1337)−[有田鉄道バス・和歌山市駅行]道の駅明恵ふるさと館(1401/1505)−[有田鉄道バス・花園行]スポーツパーク前(1555/1557)−[Walk]道の駅しみず(1600/1710)−[Walk]スポーツパーク前(1713/1715)−[有田鉄道バス・藤並行]藤並(1825/1830)−[382M]和歌山(1910/1921)−[快速132H]天王寺(2026/2033)−[環1686]大阪(2053/2100)−[新快速3525M]神戸(2124/2128)−[4629C]新長田(2133)

注:ダイヤは2006年12月19日現在のものです。お出かけの際には事前に関連機関にご確認ください。

データハウス

第15日目のデータ天候体調良好2006年12月19日
交通費\7,940訪問駅数3駅近畿達成率3.16%全国達成率0.36%
飲食代\1,650移動距離394.6km移動時間10.30h全行程時間15.97h
宿泊費\0平均速度38.3km/h表定速度24.7km/h駅滞在時間3.47h
入場料\0平均速度は移動にかかった速度、表定速度は乗継時間・駅滞在時間も含めた速度
遊興費\0歩数12,500歩歩行距離6.3km消費カロリー415kcal
土産物代\3,010温泉0ヶ所足湯0ヶ所ソフトクリーム1本
雑費\30費用合計\12,630エンゲル係数13.06%ソフトカロリー150kcal

総合のデータ晴れ男率60.00%訪問コスト\3,607/駅2006年12月19日現在
交通費\100,200訪問駅数55駅近畿達成率57.89%全国達成率6.63%
飲食代\46,200移動距離4,546.5km移動時間122.95h全行程時間198.92h
宿泊費\8,900平均速度37.0km/h表定速度22.9km/h駅滞在時間44.82h
入場料\5,550平均速度は移動にかかった速度、表定速度は乗継時間・駅滞在時間も含めた速度
遊興費\0歩数189,779歩歩行距離94.9km消費カロリー6,297kcal
土産物代\36,426温泉6ヶ所足湯3ヶ所ソフトクリーム18本
雑費\1,099費用合計\198,375エンゲル係数23.29%ソフトカロリー2,700kcal