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近畿「道の駅」ユーザーズくらぶ

道の駅レポート

さっさ〜の 2006近畿道の駅スタンプラリー奮闘記

第14回 JRを使わないで道の駅めぐり


産直に行列ができる道の駅

2006年12月17日日曜日、今日はJRを一切使わないで道の駅めぐりをしてみたい。なぜJRを使わないのか、ということに特に理由はない。別にJRが嫌いというわけでもなく、ただなんとなくそうしてみたいと思っただけである。しかし、これが後にしっぺ返しを食うことになろうとは、出発時点では知る由もなかった。

こんな紙を渡された
こんな紙を渡された

JR非使用ゆえ、本日の出発は神戸市営地下鉄の新長田駅。階段をテクテク下りて行き、6:27発の電車で一駅先の長田へ。ここで神戸高速鉄道に乗り換えて、阪神線へ乗り入れる直通特急の梅田行きに乗車。さらに、大阪市営地下鉄の御堂筋線で本町。本町からは近鉄けいはんな線直通の電車で一気に奈良県入り。生駒駅で生駒線に乗り換えようと思ったら、ICOCA非対応とのことで、「ICカード専用有効証明書」なるものを渡され、地下鉄の運賃は別途地下鉄窓口で精算してくれとのこと。自社の運賃分はしっかり徴収していたが・・・。

生駒線の電車は生駒山脈の麓をトコトコと走って竜田川へ。民家にはさまれた掘っ立て小屋のような駅舎を出て、10分も歩くと道の駅大和路へぐりに到着する。

大和路へぐりに到着
大和路へぐりに到着
駅のすぐ裏は先ほど乗った近鉄生駒線が走っている。開店時間ちょっと前だが、駐車場には多くの車。誘導の係員もいる。車から降りた人は駅舎ではなく、横に設けられたとれたて朝市に向かっているようだ。すでに行列ができている。今までいろいろな道の駅を訪問してきたが、行列ができるほど活況を呈した光景はあまり記憶がない。並んでまで買いたいものは何だろうか、気になるところではあるが、今は混んでいるので、先にスタンプを捺す。図柄はどんぐりの周りにイチゴ、メロン、ぶどうが描かれている。なるほど、平群町はフルーツ&フラワーの町ということで、それをアピールしている。大和路へぐりは別名「くまがしステーション」とあり、くまがしというのは漢字では熊樫となり、大きな樫の木というような意味のようで、それでどんぐりがマスコットというわけだ。
平群はフルーツとフラワーの町
平群はフルーツとフラワーの町
一息ついて、とれたて朝市をのぞいてみる。大根や白菜などの野菜の棚は山盛りのままだが、イチゴの棚はほとんど商品が残っておらず、残骸が2〜3個転がっていたりする。行列客の目当てはこのイチゴだったのかな。品種はあすかルビーで、奈良の赤い宝石とも称されている。由来は色と光沢が「まるで宝石のよう」で、あわせて「奈良特産」をイメージできるようにしている由。デビューは平成10年度、果実が大きくてジューシーさが魅力のイチゴとのこと。日テレで放映されたどっちの料理ショーで、いちご大福の特選素材として登場した人気者のようだ。その人気を裏付けるように、お買い物をしているお客さんのカゴにはたいてい1パックはあすかルビーが入っている。イチゴで行列ができる道の駅といえば、埼玉県のいちごの里よしみを思い出す。あそこも開店前から行列ができて、イチゴが飛ぶように売れていた。地元特産のフルーツで行列ができるほどの活況、いちどその味覚を味わってみたいと思う。残骸食っておけばよかったかな。

世界遺産・吉野路の玄関に建つ道の駅

へぐりを後にし、竜田川駅から王寺駅へ。同じ近鉄ながら駅舎が少し離れている新王寺駅まで歩き、田原本線の電車に乗り換える。なぜ同じ近鉄でありながら離れているのかというと、生駒線はもと信貴生駒電鉄、田原本線がもと大和鉄道という別会社だったという背景がある。

iセンターの独特な門構え
iセンターの独特な門構え
田原本線の終点、西田原本もやはり京都線田原本と少し離れている。田原本から橿原神宮へ、さらに吉野線で壺阪山へ。シルクロードの香り漂う寺として有名な壷阪寺へは駅前からバスが出ているが、これから向かう道の駅吉野路大淀iセンター方面は駅前の道を50mぐらい歩いていった国道169号線沿いにある。しばらくすると奈良交通のバスがやってきた。169号線を南下して、芦原トンネルを抜けたところの芦原バス停で下りるはずが、ボーッとしていて停車ボタンを押し忘れ、iセンターを通り過ぎてしまった。仕方なく、次の畑屋口で下車、1km弱の道をトボトボ歩いて戻る羽目になった。JRを無視したバチが当たったのか・・・。おかげで、iセンター滞在時間が短くなってしまった。

クマの出没に注意!
クマの出没に注意!

吉野路大淀iセンターに着くと木造りで大きな門のような独特な形状が目を引く。屋根の下のスペースでは朝市が開催されており、大勢のお客さんで活況を呈している。正面に向かって左側は物産館や軽食コーナーがある。場所柄、吉野葛などの地元特産品が目立つ。中央には吉野杉を使用した加工品などの売り場がある。右側は観光案内兼休憩所となっている。吉野路の玄関口だけあって、世界遺産に登録された吉野・大峯を詳しく案内している。熊の剥製が置いてあって、注意を促すチラシが置いてあった。奈良県にもツキノワグマが生息しており、山や川へ出かける際には注意が必要とのこと。ここ最近、日本各地で熊による被害が報告されており、道の駅めぐりで山道も歩かねばならないかも知れず、用心が必要だ。最大の防護策は「熊に出会わないこと」だそうだ。もっとも、熊が住んでいる地域に侵略していったのは人間であるが。

駅長の顔イラスト入り幟
駅長の顔イラスト入り幟
観光案内所で記念きっぷを販売していたので、来駅記念に購入しておく。奈良県の道の駅で記念きっぷを販売しているのはここ吉野路大淀iセンターだけという惨憺たる状況である。観光の記念として手軽に購入できるアイテムだけに、もっと取り扱う駅が増えればいいなと願う。

駐車場にはさまざまな幟がはためいているが、その中に「ようこそ吉野路iセンターへ」という駅長の顔イラスト入りの幟があった。今までに多くの道の駅を歩いてきたが、駅長の顔イラスト入りの幟ははじめて見た。奈良県で唯一記念きっぷの販売を継続していることと言い、何かそこにやる気というか、意気込みというか、そういったものを感じたのであった。

吉野川の清流を眺めながら入る露天風呂が自慢の道の駅

iセンターを出て、今度はちゃんと芦原バス停に行き、湯盛温泉杉の湯行の奈良交通バスに乗る。大淀バスセンターを過ぎて、大和上市までは近鉄南大阪線に沿って走る。上市で近鉄は吉野川を渡り、吉野山方面へ分かれていく。こちらは吉野川に沿って進む。沿道には早くも融雪用の塩化カルシウムが置いてあった。途中、国道169号線と離れて、370号線に入り、細い道をくねくねと進み、再び169号線に合流して大滝ダムの過ぎるとしばらくして終点、杉の湯に到着する。

道の駅杉の湯川上
道の駅杉の湯川上
ホテル杉の湯は政府登録国際観光旅館で、このホテルの駐車場に土産物売り場と軽食コーナーが設置されており、ここが道の駅杉の湯川上となっている。ただし、スタンプはホテルのフロントに設置されており、ホテルも含めて道の駅という捉え方がよいのだろう。お昼ごはんをまだ食べていないが、先に日帰り入浴をさせていただく。もともとホテルのお風呂なので、日帰り入浴は11:00〜14:00(入浴は15:00まで)で水曜休みと制限が多い。午後1時半も過ぎているので、もたもたしていると入り損ねてしまう。温泉目当てで来駅の際は事前によく確認する必要がある。700円とちょっと高めの料金をフロントで支払い、地下1階の温泉へ。温泉は金明の湯と銀嶺の湯の2種類があり、時間によって男湯と女湯を入れ替えている。今日の男湯は銀嶺の湯となっていた。きれいな内風呂と檜づくりの露天風呂があり、露天風呂からは吉野川の流れが一望できる。対岸が気になるところだが、もとより対岸には何もない。先客もおらず、優雅な眺めを独り占めである。

そまびと弁当を味わう
そまびと弁当を味わう

お風呂の後は、遅めの昼食とする。ホテル内のレストラン山吹でそまびと弁当なるものを注文。煮物、佃煮、卵焼きに天ぷらなどが付いて1500円也。「そまびと」とは初めて聞く言葉だが、漢字では「杣人」と書き、意味は山仕事に携わる人、いわゆる木こりさんということ。ここ川上村では年に一度、日本全国のそまびとが集まってそまびと大会なるものが開催され、丸太早切り、木登りなどを競い合うらしい。そういえばズームインでそんな競技を見たような気がする。おそらくそまびと大会開催期間中はこのあたりもにぎわうのであろう。本日はたいへん静かな杉の湯川上であった。杉の湯川上で52駅目、残り43駅となった。

杉の湯川上から奈良交通の八木駅行きバスに乗車。今度は五社トンネルを経由して169号線を忠実に走り、大淀バスセンターに到着。ここで黒滝方面のバスに乗り換える予定だったのであるが・・・・・実は最初の予定では16:04発の黒滝方面行きに乗るはずだったが、このバスには注記があり、「5/1〜8/31の間運行」と書いてある。今日は12月17日、当然運行していない。行程を作る上で見落としてしまったか!奈良交通のHP上の黒滝方面時刻表はNNとかBZとか注釈がやたらと多かったのは覚えているが…。止む無く本日の黒滝訪問はあきらめ、下市口駅までとぼとぼ歩いて帰途についた。わけもわからず、ちょうどやってきた近鉄特急に乗って深い眠りに落ちた。こんなことが無いように十分注意をしていたつもりだが、これもJRを無視した罰か。恐るべしJR!しかも、罰はこれだけでは終わらないのであった。(第14回・了)

第14日目行程表

2006年12月17日(日)

新長田(626)−[神戸地12]長田(629/629)−[Walk]高速長田(634/637)−[阪神直特H9054S]梅田(718/735)−[大阪地39・御堂筋線]本町(740/749)−[大阪地・中央線→近鉄普3709・東大阪線]生駒(816/827)−[近鉄普885・生駒線]竜田川(845/847)−[Walk]道の駅大和路へぐり(857/935)−[Walk]竜田川(945/948)−[近鉄普985・生駒線]王寺(954/954)−[Walk]新王寺(956/1015)−[近鉄普1070・田原本線]西田原本(1037/1038)−[Walk]田原本(1041/1043)−[近鉄普1083]橿原神宮前(1056/1100)−[近鉄急4021]壺阪山(1107/1122)−[奈良交通バス・岩森行]畑屋口(1132/1132)−[Walk]道の駅吉野路大淀iセンター(1142/1200)−[Walk]芦原(1202/1203)−[奈良交通バス・湯盛温泉杉の湯行]湯盛温泉杉の湯(道の駅杉の湯川上)(1322/1428)−[奈良交通バス・八木駅行]大淀バスセンター(1514/1545)−[Walk]下市口(1605/1618)−[近鉄特1608]大阪阿部野橋(1721/1721)−[Walk]天王寺(1727/1729)−[大阪地398]梅田(1744/1800)−[阪神直特S9181]高速長田(1841/1841)−[Walk]長田(1846/1851)−[神戸地12]新長田(1854)

注:ダイヤは2006年12月17日現在のものです。お出かけの際には事前に関連機関にご確認ください。

データハウス

第14日目のデータ天候体調良好2006年12月17日
交通費\6,870訪問駅数3駅近畿達成率3.16%全国達成率0.36%
飲食代\2,250移動距離256.7km移動時間7.92h全行程時間12.47h
宿泊費\0平均速度32.4km/h表定速度20.6km/h駅滞在時間2.03h
入場料\700平均速度は移動にかかった速度、表定速度は乗継時間・駅滞在時間も含めた速度
遊興費\0歩数8,616歩歩行距離4.3km消費カロリー286kcal
土産物代\480温泉1ヶ所足湯0ヶ所ソフトクリーム0本
雑費\0費用合計\10,300エンゲル係数21.84%ソフトカロリー0kcal

総合のデータ晴れ男率57.14%訪問コスト\3,572/駅2006年12月17日現在
交通費\92,260訪問駅数52駅近畿達成率54.74%全国達成率6.27%
飲食代\44,550移動距離4,152.0km移動時間112.65h全行程時間182.95h
宿泊費\8,900平均速度36.9km/h表定速度22.7km/h駅滞在時間41.35h
入場料\5,550平均速度は移動にかかった速度、表定速度は乗継時間・駅滞在時間も含めた速度
遊興費\0歩数177,279歩歩行距離88.6km消費カロリー5,882kcal
土産物代\33,416温泉6ヶ所足湯3ヶ所ソフトクリーム17本
雑費\1,069費用合計\185,745エンゲル係数23.98%ソフトカロリー2,550kcal