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近畿「道の駅」ユーザーズくらぶ

道の駅レポート

さっさ〜の 2006近畿道の駅スタンプラリー奮闘記

第9回 兵庫県北部の道の駅をめぐる


いろり端で地元を味わうの道の駅

2006年11月5日日曜日、正直言って二日酔いである。昨日はちょっとはしゃぎすぎたようだ。まだまだ完走までの道のりは長く、深酒は慎まなければならない。和田山7:39発の電車で八鹿駅下車。ここで全但バスに乗り換える。しばらく八鹿市街地を走り、国道9号線に合流。但馬農高前では一昨日にプレオープンした但馬ようかの蔵の前を通る。こちらはスタンプラリー対象外だが、後ほど立ち寄ることにする。関宮を出ると山道になり、ループ橋とトンネルで峠越え。但馬トンネルを出ると道の駅ハチ北だが、こちらも後ほど。村岡ファームガーデンの前を通過して終点村岡着。ここで香住行に乗り換える。

道の駅あゆの里矢田川
道の駅あゆの里矢田川

村岡を発車したバスは矢田川沿いを坦々と走る。こんなところに道の駅があるのか・・・とちょっと心配になる頃に道の駅あゆの里矢田川が現れる。しかし道の駅周辺は集落がなく、バスはしばらく走って長瀬という集落で停車。5分ほど歩いて戻る形になる。駅周囲には人家らしきものはなく、それゆえ小ぶりな駅舎が頼もしく見える。スタンプが見当たらないのでレジ係の人に聞くと、レジの下からスタンプが出てきた。図柄は駅名にもなっている鮎と名物川ガニの釜めし。この駅は囲炉裏が設置されており、名物釜めしを囲炉裏のそばでいただくのが風流。

囲炉裏端で名物料理を
囲炉裏端で名物料理を
すでにお一人のお客さんが釜めしをつついていた。こちらは二日酔い醒ましにコーヒーをいただくと、黒豆あわせ焼きが1枚ついてきた。名古屋式か。件の川ガニは事務所奥の生簀でうごめいている。釜めし以外にも矢田川定食なるものもあり、お昼時に訪れたら迷うところだ。敷地内を散策するとあゆの鐘なるものが設置されており、せっかく来たのだからと鳴らしてみると案外に大きな音でちょっとびっくりする。それほど周りが静かだということか。都会の喧騒から離れて静かな時間が流れる。たまにはこういった場所でリラックスするのもいいものだ。

冬の厳しさに立ち向かう道の駅

道の駅ハチ北
道の駅ハチ北
矢田川を後にして長瀬バス停から村岡行バスに乗り、村岡で八鹿行きに乗換え。再びファームガーデンの前を通過して福岡大野口下車。歩いてすぐのところに道の駅ハチ北がある。駅舎はコンクリート造りで力強さを感じさせる。駐車場に設置された雪除けのシェルターがコンサート会場みたいに見える。ハチ北と言えば関西の人にはお馴染みのスキー場。駅から車で10分ほど走ればハチ北高原スキー場に着く。スタンプも但馬牛がスキーを履いた図柄だ。冬はさぞかしスキー客でにぎわうのであろう、休憩コーナーもかなり広い。その一方、物産販売スペースやレストランはやや遠慮した広さとなっているようだ。ちょうどお昼時になったのでレストランでハチ北よもぎうどんをいただく。たまたまレストランに道の駅ユーザーズクラブ会員の方がいらっしゃって、声をかけていただいた。店内にかけてあった額にしたためられていた「立ち寄れば 人生あつい 道の駅」という句が妙に当てはまるシーンだ。

今日は見事な秋晴れであるが、ハチ北高原に吹く風は強く、時折びゅうっと音を立てて吹き抜ける。しかし、頑丈な造りのハチ北はそんな風にはびくともしない。今まで冬の厳しさに立ち向かってきたのだから。

日本最高和牛の産地を誇る道の駅

村岡ファームガーデン
村岡ファームガーデン
福岡大野口から村岡方面行きのバスに乗って大糠バス停下車。ここから歩いて2〜3分で道の駅村岡ファームガーデンに着く。駅の造りはファームガーデンという名前のごとく、どことなく欧米の田舎にある農家の雰囲気を漂わせている。欧米かっ!駅駐車場の入口には牛さんの像が建てられている。案内板によると但馬牛の中でも名牛とされている「安美土井」の銅像のようだ。といってもよくわからないが、神戸牛のルーツが但馬牛であり、世に有名な松阪牛も近江牛、さらには東北の前沢牛、九州の佐賀牛も元をたどれば但馬牛だというのだから、何とも恐れ入る。その歴史も古く、ヨーロッパ種と在来種を掛け合わせた新種の食肉牛が百済から福井県の敦賀を目指して船積みされたが、海流の影響で但馬地方に漂着。それがきっかけで但馬で牛の飼育がはじまったとのこと。無事敦賀に入港していたら敦賀牛になっていたのかしらん。
ちょっと斜めってる?
ちょっと斜めってる?
駅内のレストランには但馬牛を使ったステーキなどメニューに載せられているが、4000円から7000円までと小生のような貧民にはちょっと手が出ない。それだけ高級品ということだろう。代わりに、ご当地の美方大納言小豆を使用した抹茶金時ソフトをいただく。こちらは300円と手ごろ。抹茶ソフトの脇に添えられた小豆がとても美味しい。ソフトを食べながら駅の敷地内を散策。農産物売り場の前で香住の海産物を売る香住市が開催されており、焼きイカが香ばしい香りを漂わせている。半ば縁日気分だ。土産物コーナーはこれでもか、というぐらいに但馬牛の関連商品が数多く売られており、さすが最高和牛の威力はすごいと感じさせるのであった。

古きよき蔵のイメージを彩る道の駅(スランプラリー番外編)

プレオープンのようか但馬蔵
プレオープンのようか但馬蔵
ファームガーデンを出て大糠バス停から八鹿駅方面行のバスに乗車。但馬農高前で下車し、来るときに見た道の駅ようか但馬蔵に立ち寄る。現在開催されている、きんき道の駅スランプラリー2006の対象外であるが、目の前を通っておいて素通りするのももったいない。最初の情報では来年の6月オープンだったと記憶しているが、一足早くプレオープンしたようだ。それを裏付けるように、駐車場もまだすべてが完成しているわけではなく、トイレも仮設となっている。駅舎は蔵が数棟並んだ造りで、独特な雰囲気が漂っている。蔵の壁面下は枯山水調なのか、白い玉石を敷き詰めてある。今のところオープンしているのは野菜直売所、お土産処、お食事処の3つ。オープン記念で物珍しさも手伝ってか、けっこうな人手である。
車いすの方専用の足湯
車いすの方専用の足湯
蔵の外には足湯が設置され、順番待ちができるほどの盛況ぶり。車いすの方のためのスペースも設けてあり、配慮が行き届いている。ただし、外湯の上には屋根はなく、雨や雪が降っているときには利用しづらい。利用者のマナーもイマイチで、濡れた足で腰掛を歩く小僧がいたりして、座りづらい。これは親の責任だが。本日はレストラン大入りの様子、残念ながらレストランでゆっくりする時間はないので、焼き芋ソフトを買う。香ばしい焼き芋の香りがクリームに溶け込んでいて美味しい。土産物コーナーでは但馬の産品が数多く販売されている。せっかくなので、但馬牛どてカレー、カレーうどん、牛めしの素を購入。道の駅ようか但馬蔵、新しい中にも古きよき蔵のイメージを彩っている道の駅である。

大自然に囲まれてリラックスできる道の駅

道の駅神鍋高原
道の駅神鍋高原
但馬蔵から八鹿駅まで戻り、電車で江原駅へ。ここで西栗栖行きの全但バスに乗り換え。江原の市街地を抜けて当地出身で世界的に有名な冒険家、植村直己氏の冒険館の前を通り、次第に高原へと進む。江原から30分ほどで神鍋高原ゆとろぎ前下車。目の前が道の駅神鍋高原である。冬場に訪れたときは、駐車場脇に除雪された雪がうず高く積まれていた。休日ゆえ、本日は車でいっぱいだ。神鍋高原もハチ北と同じく関西でも屈指のスキー場。神鍋山を中心に標高1000メートル級の山々に囲まれており、いくつもゲレンデがある。どうしても冬のイメージが強いが、高原でのテニス、ゴルフ、パラグライダーなど四季を通じて自然を満喫できるようになっている。駅前を通るの国道482号線は2年前まで行き止まりであったが、2003年11月に全長3692メートルの蘇武トンネルが開通し、日高町(現豊岡市)と村岡町(現香美町)が結ばれて関西方面からのアクセスが良くなった。しかし、村岡と日高を結ぶ路線バスは運転されていない・・・。そのため、公共交通機関で村岡から神鍋へ行くときはいったん八鹿から江原を経由して大回りしなければならない。

神鍋温泉ゆとろぎ
神鍋温泉ゆとろぎ
神鍋高原へ来たらやはり温泉に入らなければならない。物産館のエレベーターを昇り、渡り廊下(スカイウェイと言うらしい)を歩いていくと神鍋温泉ゆとろぎが現れる。入口は小ぢんまりとしているが、内部はかなり広く、通常のお風呂の他に水着着用の湯川、温室風呂、風穴風呂が用意されている。いわゆる通常の立ち寄り湯は林の風呂と名付けられ、こちらは裸で入浴。板張り、土蔵など工夫を凝らした造りとなっている。今日あたりは露天風呂も気持ちがよい。大自然に囲まれて3日間に及んだ旅の疲れを、時間が許す限り、ゆっくりと癒すという至福の時を過ごした。

温泉でゆっくりして、ゆとろぎを後にする。明日から日常に戻ることになる。江原駅から特急北近畿に乗ると、「加速が悪いので福知山で運転を打ち切って車両交換する。ただいま6両で運転しておりますが、交換車両は4両で運転されますので・・・」と申し訳なさそうに車内アナウンスが流れてきた。北近畿に使用されている直流電車183系はもと交直両用の485系を改造したもの。ということは昭和40年代前半の生まれか。そろそろ北近畿もゆっくりしたいのかなぁ、とイライラする他の乗客をよそに一人で感慨にふけったのであった。(第9回・了)

第9日目行程表

2006年11月5日(日)

和田山(739)−[423M]八鹿(750/825)−[全但バス]村岡(916/920)−[全但バス・香住駅行]長瀬(944/945)−[Walk]道の駅あゆの里矢田川(952/1028)−[Walk]長瀬(1035/1036)−[全但バス]村岡(1100/1107)−[全但バス・八鹿駅行]福岡大野口(1120/1121)−[Walk]道の駅ハチ北(1123/1208)−[Walk]福岡大野口(1209/1210)−[全但バス・湯村温泉行]大糠(1220/1222)−[Walk]道の駅村岡ファームガーデン(1224/1245)−[Walk]大糠(1247\1248)−[全但バス・八鹿駅行]但馬農高前(道の駅ようか但馬蔵)(1324/1412)−[全但バス・八鹿駅行]八鹿(1424/1439)−[はまかぜ3号]江原(1450/1545)−[全但バス・万場行]ゆとろぎ前(道の駅神鍋高原)(1608/1725)−[全但バス・江原駅行]江原(1746/1832)−[北近畿20号]尼崎(2053/2057)−[快速833T]芦屋(2107/2109)−[4581B]新長田(2133)

注:ダイヤは2006年11月5日現在のものです。お出かけの際には事前に関連機関にご確認ください。

データハウス

第9日目のデータ天候体調二日酔い2006年11月5日
交通費\8,620訪問駅数5駅近畿達成率5.26%全国達成率0.60%
飲食代\1,520移動距離289.4km移動時間7.30h全行程時間13.90h
宿泊費\0平均速度39.6km/h表定速度20.8km/h駅滞在時間3.78h
入場料\500平均速度は移動にかかった速度、表定速度は乗継時間・駅滞在時間も含めた速度
遊興費\0歩数8,177歩歩行距離4.1km消費カロリー271kcal
土産物代\3,810温泉1ヶ所足湯1ヶ所ソフトクリーム2本
雑費\0費用合計\14,450エンゲル係数10.52%ソフトカロリー300kcal

総合のデータ晴れ男率66.67%訪問コスト\3,722/駅2006年11月5日現在
交通費\66,650訪問駅数37駅近畿達成率38.95%全国達成率4.46%
飲食代\34,512移動距離2,781.3km移動時間73.63h全行程時間123.48h
宿泊費\8,900平均速度37.3km/h表定速度22.5km/h駅滞在時間29.27h
入場料\4,050平均速度は移動にかかった速度、表定速度は乗継時間・駅滞在時間も含めた速度
遊興費\0歩数117,832歩歩行距離58.9km消費カロリー3,910kcal
土産物代\23,096温泉4ヶ所足湯3ヶ所ソフトクリーム14本
雑費\509費用合計\137,717エンゲル係数25.06%ソフトカロリー2,100kcal