本文へジャンプ
近畿「道の駅」ユーザーズくらぶ

道の駅レポート

さっさ〜の 2006近畿道の駅スタンプラリー奮闘記

第6回 夏空の下、兵庫県下の道の駅を巡る


神社と一体化したような道の駅

志賀湖北を回った翌日の2006年8月6日、日曜日、兵庫県に戻ってスタンプラリー。今日も上空は抜けるような青空が広がっている。本日から高校野球が開幕するので、地元阪神タイガースはいわゆる死のロードに突入。こちらのロードは安泰でありますように。

駅内に保存されている神輿
駅内に保存されている神輿
神社から道の駅を望む
神社から道の駅を望む

新長田6:28発の普通電車で兵庫へ、ここで逆方向姫路方面の快速に乗り換えて姫路へ向かう。新長田〜兵庫間が復乗ではあるが、もとよりこの区間は定期券の範囲内。姫路から神姫バスで約3週間ぶりに山崎へ。日曜日の朝とあって、ターミナルも閑散としている。9時ちょうど発のサイクリングターミナル行バスに揺られること約20分、進行左側にこんもりとした杉木立が見えてきて、一の宮伊和神社バス停着。バス停の真ん前が道の駅播磨いちのみや。駅としての規模はさほど大きくはないのだが、見た目以上に大きく感じさせるのは、やはり道路を挟んで正面に位置した神社の影響だろう。伊和神社は播磨でも有数の古い神社で、欽明天皇時代の564年に創建されたと伝えられている。御祭神は大己貴神(おおなむちのかみ)が祀られており、大国主神あるいは伊和大神とも呼ばれているそうだ。本殿は入母屋造り、桧皮葺(ひわだぶき)の建築で、広い境内には、夫婦杉や桧などの大樹が林立し、荘厳な感じである。暑い中でも一時の清涼感を感じさせてくれる。毎年10月には秋祭りが行われ、神輿が練り出されるとのこと。道の駅の中に置いてある神輿がこの秋祭りで練り出されるのであろうか。

豊富なメニュー
豊富なメニュー

さて、ここ播磨いちのみやは感心なことに、朝からレストランが開いている。朝早くに家を出てきたので、まだ朝食をとっていない。早速、店内に入り、Bセットを注文。ホットケーキにオムレツ、サラダ、コーヒーがついて500円也。結構なボリュームである。店内は空いているが、それでも地元のお年寄りの方々が何組か入ってきて、それなりに繁盛している。さらに感心したことは、メニューが豊富。写真入のメニューには3,500円の宍栗牛ステーキセットからドリンク類まで含めると、数十種類はあるだろうか。これは選ぶのにも時間がかかりそうである。

いちのみや 夏の光景
いちのみや 夏の光景

駐車場と駅舎の間には小川が流れ、清流を奏でている。駅の軒下ではスイカが山積みで売られており、これまた一時の清涼感を感じさせてくれる。

振り仰げば、伊和神社の杉木立、まさに道の駅播磨いちのみやは神社と一体化しているような感覚である。

手作り体験豊富な道の駅

いちのみやを辞し、次ぎの目的地、道の駅みなみ波賀へ向かう。伊和神社バス停で待っていると、足元にポトリと何かが落ちてきた。よく見ると小さな栗である。まだ未成熟なのだろうか。小さいとは言いながらも立派にトゲを生やしており、直撃されると痛そうだ。次に乗るバスは横山行で、これはみなみ波賀へは行かず、途中の曲里(まがり)というところで別の方向へ曲がってしまう。しかし、

リンゴソフト・色は白
リンゴソフト・色は白
20分ほど待つと、その別方向から波賀方面行のバスがやって来る。このバスは山崎ターミナル発着ではない珍しいダイヤで、実はこれに乗れなければ今日中に波賀を制覇することができないという命綱でもある。貴重な命綱路線ではあるが先客ゼロ、みなみ波賀最寄のバス停安賀南まで乗客ゼロ、という寂しい乗車率であった。

安賀南から2分ほど歩くと道の駅みなみ波賀に到着。農産品直売所メイプル青空市でスイカの試食販売をしていたので、ご相伴にあずかる。あま〜い。駐車場内に設置されたテントではとちの実関連商品なども販売されており、農産物が豊富。駅内ではリンゴソフトが飛ぶように売れており、早速食してみると、リンゴのほのかな酸味が口の中に広がる。ただ、長野や青森ならリンゴもわかるが、なぜ

体験が出来る物産館
体験が出来る物産館
ここでリンゴなのかと思う。観光地図を見ると原観光リンゴ園という施設があり、ここが出所かな。また、店内はパン工房が設置されており、焼きたてパンの香ばしい香りが漂っている。道の駅にはこうしたパン屋さんが併設されているケースが多いように思う。

ここみなみ波賀は道の駅に登録される前は波賀町物産館だったようで、ジャム、こんにゃくなどの手作り体験ができる施設がある。昨年、特別記念きっぷ欲しさにわざわざ大分県の耶馬トピアまで行ってそば打ち体験をしたことがあるが、それ以来の手作り体験ができるかと期待するも、残念ながら日曜日は体験施設がお休みのようだ。こんにゃく作りはいちど体験してみたい。生産・体験・ショッピング・味覚と充実したみなみ波賀である。

峠越えの前後に一時の休息を提供する道の駅

安賀南バス停から戸倉行きバスで道の駅はがへ向かう。戸倉方面まで行くバスの便が休日は極めて少なく、道の駅開店時間内にたどり着くにはこのバスが唯一なのである。そんなバスに揺られること10分、有賀バス停着。

道の駅はが
道の駅はが
ここから5分ほど歩くと道の駅はがに到着。近畿道の駅開設第1号の記念すべき駅であるが、規模としては大きくはない。駐車場もさほど広くはないので、多いときには車があふれそう。しかし、山肌にへばりつくように建てられた駅舎はなかなか風格があり、「近畿道の駅第1号はが」という看板が大きくその存在をアピールしているかのようだ。駐車場に大きなリンゴのオブジェが設置されていて、やっぱりこの地域はリンゴが採れるということがわかった。

リンゴのオブジェ
リンゴのオブジェ

ちょうどお昼時になったので、混雑する前に駅内の食堂、楓の里で名物笹うどんをいただく。梅干入りの山菜うどんに笹団子がついている。暑いときに熱いうどんをいただくのもまた格別なもの。みやげ物をよく見ると鳥取産のものが多い。駅前の道路は国道29号線、通称因幡街道、地元ではメイプル街道と呼ばれており、この先戸倉峠を超えると鳥取県に入る。来駅記念にと正体不明の“すずこ”の缶詰を購入。1缶1000円也とけっこう高い。後日、食してみると姫竹のようなものだった。

山のさち、すずこ
山のさち、すずこ

食後は広い休憩スペースでまったりと時間を過ごす。駐車場は相変わらず出入りが多い。南からきた車が道の駅でちょっと休憩して峠へ向かっていく。逆に峠を下ってきた車が道の駅に立ち寄ってさらに南下していく。そんな光景を見ているとかつての信越本線の横川駅を思い出す。横川〜軽井沢間に立ちはだかる碓氷峠の急勾配を上るために特急列車までも山あいの小さな駅で停車して補助機関車を連結し、一息ついてから出発していた。逆に軽井沢から峠を下ってきた列車は横川駅で補助機関車を切り離し、一息ついてから出発していた。停車時間を利用して峠の釜めしを買いに走ったものだ。今は長野新幹線が開業してこの区間が廃止されたため、その風情は味わえない。新幹線が開業してスピードは格段に速くなったが、旅情は失われた。ここ道の駅はがも峠越えの前後にドライバーと車に一時の休息を提供する、そんな感じがする道の駅である。道の駅弁で峠の釜めし売ってみたらどうかな?

政令指定都市にある閑静な道の駅

道の駅はがを出て、メイプル街道を南下して山崎インターへ。次に目指すは淡河。山崎インターから高速バスで高速北条バス停下車。高速バスを駆使して道の駅を訪問するというのも病膏肓の感あり。そのうち新幹線も使うようになるかもしれぬ。北条鉄道の北条町駅まで汗だくになりながら10分ほど歩く。レールバスを2両もつないだ北条鉄道で粟生(あお)駅へ。ここから神戸電鉄に乗り換えて電鉄三木駅。さらに神姫バスに乗り換えて淡河本町まで。西から東へ約4時間の大移動である。

駅前はのどかな風景
駅前はのどかな風景

道の駅淡河は兵庫県神戸市北区に位置し、全国の道の駅で唯一政令指定都市に位置している。神戸市北区というとずいぶん都会をイメージしてしまうが、実は六甲山の裏側なので、はっきり言って田舎である。それでも、神戸電鉄沿いは新興住宅地として新しいマンションが建設されてニュータウンの面持ちになっているが、淡河は神戸電鉄よりさらに北方なので、まだまだ田舎の風景を残している。

道の駅淡河 背後に城跡
道の駅淡河 背後に城跡

道の駅淡河は淡河本町バス停の目と鼻の先にある。後方の山腹には淡河城址の案内板が見えている。実は淡河の歴史はすこぶる古く、鎌倉時代にまでさかのぼるようだ。時間があれば城跡までのぼって行って、淡河の町並みでも眺めたいところだが、如何せん、あまり時間がない。まずは店内をぐるりと散策。あまり広くはない店内だが、メインの農産品を売るワゴンが所狭しと置かれている。残念ながら夕方ともなると商品はほとんど残っていなかった。運良く売れ残っていたピーマンとしそジュースを買って帰ることにした。時刻も午後5時に近づき、店員さんも店じまいの準備に入った。都市圏ならばこれからスーパーも忙しくなる時間帯であろうが、ここ淡河では時間の流れはちょっと違う。指令指定都市にありながら閑静なたたずまいの道の駅である。(第6回・了)

第6日目行程表

2006年8月6日(日)

新長田(628)−[122B]兵庫(630/633)−[快速701K]姫路(730/740)−[神姫バス・山崎行(31系統)]山崎(838/900)−[神姫バス・原サイクリングターミナル行]一の宮伊和神社(道の駅播磨いちのみや)(919/1019)−[神姫バス・横山行]曲里(1023/1043)−[神姫バス・斉木行]安賀南(1052/1055)−[Walk]道の駅みなみ波賀(1058/1127)−[Walk]安賀南(1130/1132)−[神姫バス・戸倉行]有賀(1144/1146)−[Walk]道の駅はが(1151/1230)−[Walk]有賀(1235/1237)−[神姫バス・山崎行]山崎インター(1324/1326)−[神姫バス・【急行】大阪行(中国高速線)]高速北条(1400/1401)−[Walk]北条町(1407/1442)−[北条鉄道626]粟生(1504/1515)−[神戸電鉄・三田行(15系統)]三木(1532/1535)−[Walk]福有橋(1535/1602)−[神姫バス・三木行(15系統)]淡河本町(道の駅淡河)(1630/1719)−[神姫バス]御坂(1729/1740)−[神姫バス・三ノ宮行]三ノ宮(1813/1824)−[4545B]新長田(1833)

注:ダイヤは2006年8月6日現在のものです。お出かけの際には事前に関連機関にご確認ください。

データハウス

第6日目のデータ天候体調良好2006年8月6日
交通費\8,250訪問駅数4駅近畿達成率4.21%全国達成率0.48%
飲食代\1,870移動距離242.2km移動時間6.32h全行程時間12.08h
宿泊費\0平均速度38.3km/h表定速度20.0km/h駅滞在時間3.02h
入場料\0平均速度は移動にかかった速度、表定速度は乗継時間・駅滞在時間も含めた速度
遊興費\0歩数7896歩歩行距離3.9km消費カロリー262kcal
土産物代\2,570温泉0ヶ所足湯0ヶ所ソフトクリーム1本
雑費\0費用合計\12,690エンゲル係数14.74%ソフトカロリー150kcal

総合のデータ晴れ男率50.00%訪問コスト\3,354/駅2006年8月6日現在
交通費\44,870訪問駅数23駅近畿達成率24.21%全国達成率2.77%
飲食代\15,507移動距離1,806.5km移動時間46.85h全行程時間81.78h
宿泊費\0平均速度38.6km/h表定速度22.1km/h駅滞在時間17.13h
入場料\2,450平均速度は移動にかかった速度、表定速度は乗継時間・駅滞在時間も含めた速度
遊興費\0歩数80,755歩歩行距離40.4km消費カロリー2,679kcal
土産物代\13,806温泉2ヶ所足湯2ヶ所ソフトクリーム7本
雑費\509費用合計\77,142エンゲル係数20.10%ソフトカロリー1,050kcal