さっさ〜の 2006近畿道の駅スタンプラリー奮闘記
第3回 福井嶺北の道の駅ゆったり探訪
新鮮らっきょうとふれあいで栄える道の駅
2006年7月23日日曜日、目覚めると夜行高速バス・ドリーム福井1号は北陸道を快走していた。近畿道の駅のうち、神戸から遠いところというと、和歌山の南端か福井の嶺北かだろう。仕事柄、東京への出張もちょくちょくあるので、帰りに工夫して立ち寄れば時間と経費の節約になる。昨日は東京で仕事があったので、それならばと福井の道の駅をいくつか回ることとした。ドリーム福井1号は3両編成…いやバス3台で運行されており、1号車が北陸鉄道バス、2号車が京福バス、3号車がJRバス。小生のチケットは2号車の京福バス。そのためかどうかわからぬが、終点が京福バスターミナルで福井駅には寄らない。BTから福井駅まで5分ぐらい歩かねばならぬ。幸い、本日は曇りで雨の心配はなさそうだ。ラリー初の晴れ男ポイント獲得となるか。福井駅までとぼとぼと歩いていき、朝からおいしそうな湯気を立てている今庄そばをいただく。早朝のサンダーバードで関西方面へ出かける出張客がひっきりなしでそば屋も忙しそうだ。
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| 道の駅みくに到着! |
本日最初の訪問駅は芦原温泉や東尋坊といった観光地にも近い「みくに」。福井駅からえちぜん鉄道に乗って三国駅へ向かう。えちぜん鉄道はもと京福電鉄福井支社として営業されていたが、2度にわたる重大事故を起こし、免許停止処分を受けた。そして平成13年に廃止届を提出したものの、鉄道存続を希望する地元の声に応えた形で第3セクターえちぜん鉄道として再起した。福井駅を出発した電車はしばらく市街地をくねくねと走り抜けるが、九頭竜川を鉄橋で渡ると景色が田園風景に一変する。その昔、8時だよ全員集合で見たコント終了後に歌の場面に早変わりするかのようだ。う〜ん、年代がバレる。芦原湯町駅を過ぎてしばらくすると三国駅。ここから京福バスに乗り換えて道の駅みくにへ。ただし、道の駅近くにはバス停がなく、三国西校口というバス停から少し歩かねばならぬ。しかもこの三国西校口というバス停は位置を異にして2ヶ所あり、バスがどちらに止まるかによって歩く距離がかなり変わってくる。三国駅を出発したバスは国道305号線を走る。「道の駅みくに1.8q」の看板が見え、真っすぐ行けば道の駅に近いのに、いぢわるなことに左折、左折を繰り返し、結局遠い方のバス停へ。地図上ではだいたい1キロちょっと。
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| らっきょうトロフィー |
砂地の畑の中を歩くこと約15分、午前9時過ぎに道の駅みくに到着。朝早くから物産館にはけっこうお客さんが多い。物産館に入ってまず目立つのがらっきょう。この近辺の三里浜はらっきょうの産地らしく、種類も豊富。全国発送もしてくれる。大相撲の優勝力士に授与するらっきょうトロフィーも飾ってあった。この物産館は地元の食品スーパーの役割も担っているようで、特産品以外にも肉や魚、野菜、お菓子など幅広く取り扱っている。今日は土用の丑の日ということで、店の外ではうなぎを焼く準備が着々と進められている。またフリーマーケットも開店準備中で、これからにぎやかになりそうだ。ふれあいパーク三里浜の愛称のごとく、観光客へのサービス機能だけでなく、地元の方々とのふれあいも提供している、道の駅みくにはそんな駅であるのかなぁ、ということを感じつつ、みくにでの短い滞在時間を過
ごした。
いねすでふれあう道の駅
蒸し暑い気候の中、再び三国西校口まで戻る。来るときは気付かなかったが、砂地の畑ではらっきょうが栽培されているよう。青々とした茎が風にゆらめいている。福井駅行の京福バスに乗り、九頭竜川沿いを行く。日帰り入浴も楽しめるすかっとランド九頭竜などに寄り、福井駅着。またも福井駅とはかなり離れた場所に下ろされる。JRに乗り換えて道の駅さかいの最寄駅丸岡まで進む。最寄駅といっても、駅から2キロ弱ある。北陸線の踏切を越えて坂井市役所前を通り過ぎる。このあたりは平成の大合併で2006年3月に丸岡、春江、坂井、三国の4つの町が合併して坂井市になった。歩いていると自転車に乗った中学生とすれ違うたびに「こんにちは」と声をかけられる。最近は会社の中もあいさつしない人もいるというのに、感心なことだ。あいさつは人間関係の基本。これからもその気持ちは忘れないでいてほしい。青々とした葉を躍らせている水田の農道を歩くこと3000歩、道の駅さかいに到着。
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| けやき定食。ボリューム満点! |
汗だくである。とりあえず、坂井地域交流センター「いねす」のベンチで涼みがてらひと休み。汗も引いたところでスタンプを捺す。デザインは稲穂の中に案山子がユニークな表情で立っている。記念きっぷも売っていたので10枚購入。うちの会社に「さかい」さんが何人かいるので差し上げるとしよう。興味を持って訪れてくれたら幸いである。ところで交流センターの名称「いねす」の由来は何ぞや思っていると、ちゃんと壁に説明書きがあり、「坂井町は米どころなので稲がたくさんある(複数形)という意味と、坂井町はイイですという意味を合わせた」とのことで、300点を超える一般公募の中から選ばれたとのこと。体験教室も頻繁に開催されており、今日はアレンジ花作りが行われている。坂井市在住の方優先だが、外部からの受講も可能なようだ。いろんな意味で、いねすを起点にふれあいを提供している感じ。いいっすね。お昼少し前だが、この先九頭竜まで長旅になるので腹ごしらえをしておく。けやきというレストランでその名も「けやき定食」を注文。ハマチのお造り、鯛しゃぶ風の酢の物、豚の煮物、ひれかつ、サラダとボリューム満点で1000円也。満腹になったお腹をかかえて道の駅さかいを後にした。
恐竜がお出迎えする道の駅
丸岡駅まで戻り、券売機で越前花堂までの乗車券を購入。次の目的地は九頭竜なので、九頭竜湖まで買えばよいのだが、現地で清算した方が越美北線の収入になるかなと思ってのこと。
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| 越美北線列車代行バス |
実は越美北線は2004年(平成16年)7月の福井豪雨の影響で一乗谷〜美山間が不通のまま、今もこの区間をバス代行輸送している。もともと赤字ローカル線ゆえ、復旧工事せぬまま廃止にしてしまうのではないかという懸念もあったが、復旧工事は着々と進行中の様子。福井発の一乗谷行きはキハ120型1両。それでも乗客はまばら。12:49に発車した列車は越前花堂から越美北線に入り、越前東郷13:02着。列車は1駅先の一乗谷まで行くが、九頭竜湖方面に向かう乗客はここで代行バスに乗り換える。「列車代行」と表示されたJRバスは乗降客がいなくても各停留所で止まってドアを開ける。なるほど、列車の代行である。途中、「越美北線復旧工事」と垂れ幕が下がった真新しいコンクリート橋が見えた。全面復旧も近いか。代行バスは20分ほどで美山着。ここから再び列車に乗り換え。途中の越前大野でほとんどの客が下車。越前田野、越前富田と越前が続き、やがてかつての終着駅勝原。1972年(昭和47年)まではここが終着駅だった。勝原と書いて「かどはら」と読む。難読駅のひとつ。いくぶん線路が立派になったような気がして終点九頭竜湖駅14:25到着。この先線路は少し先でぷつんと途切れている。計画では岐阜県の美濃太田から北上する越美南線(現在は長良川鉄道)北濃とつながる予定だったが、おそらく実現はしないだろう。なんせ九頭竜湖と北濃を走っていたバスさえ撤退したぐらいだから。
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| 九頭竜の恐竜。食べられそぅ… |
さて、九頭竜湖駅はホーム1面の簡素な造り。しかし、道の駅九頭竜と一体化し、立派な駅舎が建てられている。駅舎を出ると右手が道の駅、左手が売店になっている。突如、「ギャオ〜」とうなり声。以前から話しには聞いていたが、売店前の広場には親子の恐竜の模型が展示してある。ただの模型ではなく、何かの樹脂(?)でできたリアルなもので、しかも動く。お子様には大人気のようで、これ目当てにわざわざやって来る人もいるとのこと。姿からするとティラノサウルスか、肉食恐竜特有の大きな口と鋭い歯もよく再現している。道の駅事務所でスタンプを捺し、駅長さん(?)としばらくお話をする。記念きっぷも10枚買っておく。ただし、配ろうにもさすがに九頭竜さんはいないなぁ。売店で売っていたソフトクリームを舐めながら、ぼけ〜と恐竜見学。実はこの九頭竜での滞在時間は4時間以上ある。先ほど到着した列車はこんな山奥に長居はご免だとでも言うかのように、到着わずか5分で折り返していく。次の列車は18:48までない。この4時間をどう過ごすか…。今回のスタンプラリーの中でも難関の一つ。とりあえず、手近な観光施設として和泉村郷土資料館の案内板があったので寄ってみる。入館料300円を払って中へ入ると、受付のおじさんが懇切丁寧に解説しながら館内を案内してくれる。今は合併して大野市となっているが、旧和泉村は化石の宝庫らしく、ティラノサウルスの歯や鳥の足跡、トカゲなどの化石もけっこう発見されているらしい。おじさんが次はどこか予定があるのかと聞くので、かくかくしかじかで4時間ほど時間があると言うと、ちょっと離れているが昔の鉱山跡が観光施設になっているので時間あれば行ってみないかと言う。もちろん時間はある。おじさんはどこかへ電話をかけ、一人でも送迎してくれるかと聞いている。どうやらOKみたいで、10分ほどすると「アドベンチャーランド中竜(なかたつ)」と書かれたマイクロバスがやってきて、恐縮しながら乗り込む。
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| 鉱山観光の入口 |
山道を15分ほど走ると少し開けた場所に「アドベンチャーランド中竜」と大書きされた建物が出現。ここが鉱山見学の基地みたいだ。運転手にお礼を言いながら下りる。若いお兄ちゃんは「帰りも声をかけてください」と。入口で入場券を買うと、次の鉱山行きのバスがすぐに発車のよう。3人ほど乗り込み出発。しばらくは地上の道を走り、旧鉱山跡らしきコンクリートの残骸が見えてきたと思ったら唐突に鉱山の入口が出現。バスは迷わず入口に突入。長い下り坂をけっこうなスピードで駆け下りる。素掘りのトンネルを駆け下りる様はさながらインディー・ジョーンズみたいで、けっこうスリルがある。5分ほどくねくねと坑道を下り少し広いロータリーのような場所で停車。ここから先は歩いて見学コースを回る。バスを降りるとひんやりとしていて寒い。気温は通年してだいたい18℃だそうで、地上の暑さが嘘のよう。見学コースには掘削に使用した機械やトロッコなどが展示してある。
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| トロッコ列車。乗りてぇ。 |
坑内をトロッコ列車で廻ることができればなお面白いのと思うのだが。むき出しの岩盤には亜鉛や鉛、胴などの鉱脈もむき出しになっていて社会科見学としては面白い。本来の坑道は縦横無尽に張り巡らされているが、見学コースはおよそ500m。20分ほどでぐるりと一周。コース終点には神社が建てられていて、おみくじをひくと「大吉」と出た。わずかばかりのお賽銭を投じ、旅の安全を祈願する。帰りのバスがタイミングよくやってきた。地上の基地と鉱山を結ぶバスは15分間隔で運転されている。中竜鉱山は日本でも有数の亜鉛鉱山として750年の歴史を誇っていたが、円高による金属価格の暴落により、資源はたっぷり残っているのに昭和62年に閉山、最盛期は5000人もの人が暮らしていたそうだが、今やその繁栄ぶりをうかがうものは…何もない。閉山後に観光施設として再スタートした中竜鉱山だが、そのアドベンチャーランド中竜も今年11月いっぱいで閉鎖されてしまうそうだ。せめてもの売上協力にと大理石のぐい飲みセットなどを購入する。帰りも同じお兄ちゃんに九頭竜湖駅まで送ってもらう。アドベンチャーランド中竜が閉鎖されたらこのお兄ちゃんも解雇されてしまうのかな…。ちょっぴりセンチな気分に陥りながら、駅に着くと夕方5時半。すでに道の駅は閉店していた。駅周辺には人影もなく、寂しい。雨が降ってきており、歩き回るのもおっくうなので、近くで開いていたレストランで早めの夕食。TVのニュースで九州地方の豪雨の報道されており、今年の梅雨明けはいつになるのか。ゆったりとした時間が経過し、18:48発美山行きの列車で帰途に着く。この列車が福井へ戻る最終となる。福井から特急雷鳥に乗り継げば、滋賀県北部の大雨の影響により湖西線で徐行運転。新大阪には20分ほど遅れて到着となった。スタンプラリー未だ快晴ナシ。(第3回・了)
第3日目行程表
2006年7月23日(日)
福井(京福BT)(630/640)−[Walk]−福井(650/726)−[えちぜん鉄道725M]−三国(813/840)−[京福バス・川西・三国線(福井駅行)]−三国西校口(848/851)−[Walk]−
道の駅みくに(901/935)−[Walk]−三国西校口(945/948)−[京福バス・川西・三国線(福井駅行)]−福井(1035/1044)−[235M]−丸岡(1056/1058)−[Walk]−
道の駅さかい(1118/1150)−[Walk]−丸岡(1210/1213)−[336M]−福井(1225/1249)−[727D]−越前東郷(1302/1307)−[列車代行バス727]−美山(1327/1331)−[1727D]−
九頭竜湖(道の駅九頭竜)(1425/1848)−[1734D]−美山(1942/1946)−[列車代行バス734]−越前東郷(2006/2008)−[734D]−
福井(2021/2030)−[雷鳥48号]−新大阪(2243*/2254)−[新快速3319M]−神戸(2324/2325)−[4599B]−新長田(2330)
*定刻は2229
注:ダイヤは2006年7月17日現在のものです。お出かけの際には事前に関連機関にご確認ください。
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データハウス
| 第3日目のデータ | 天候 | 曇のち雨 | 体調 | 良好 | 2006年7月23日 |
| 交通費 | \10,090 | 訪問駅数 | 3駅 | 近畿達成率 | 3.16% | 全国達成率 | 0.36% |
| 飲食代 | \3,690 | 移動距離 | 420.6km | 移動時間 | 10.10h | 全行程時間 | 17.00h |
| 宿泊費 | \0 | 平均速度 | 41.6km/h | 表定速度 | 24.7km/h | 駅滞在時間 | 5.25h |
| 入場料 | \1,300 | 平均速度は移動にかかった速度、表定速度は乗継時間・駅滞在時間も含めた速度 |
| 遊興費 | \0 | 歩数 | 17,412歩 | 歩行距離 | 8.7km | 消費カロリー | 578kcal |
| 土産物代 | \5,200 | 温泉 | 0ヶ所 | 足湯 | 0ヶ所 | ソフトクリーム | 1本 |
| 雑費 | \109 | 費用合計 | \20,389 | エンゲル係数 | 18.10% | ソフトカロリー | 150kcal |
| 総合のデータ | 晴れ男率 | 0% | 駅滞在比率 | 24.44% | 2006年7月23日現在 |
| 交通費 | \22,890 | 訪問駅数 | 11駅 | 近畿達成率 | 11.58% | 全国達成率 | 1.33% |
| 飲食代 | \7,600 | 移動距離 | 951.5km | 移動時間 | 25.10h | 全行程時間 | 41.25h |
| 宿泊費 | \0 | 平均速度 | 37.9km/h | 表定速度 | 23.1km/h | 駅滞在時間 | 10.08h |
| 入場料 | \1,950 | 平均速度は移動にかかった速度、表定速度は乗継時間・駅滞在時間も含めた速度 |
| 遊興費 | \0 | 歩数 | 44,867歩 | 歩行距離 | 22.4km | 消費カロリー | 1,489kcal |
| 土産物代 | \8,256 | 温泉 | 1ヶ所 | 足湯 | 1ヶ所 | ソフトクリーム | 3本 |
| 雑費 | \509 | 費用合計 | \41,205 | エンゲル係数 | 18.44% | ソフトカロリー | 450kcal |