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近畿「道の駅」ユーザーズくらぶ

道の駅レポート

さっさ〜の 2006近畿道の駅スタンプラリー奮闘記

第2回 豪雨の中、西播磨地域の道の駅を巡る


宿場町にしっとり溶け込む道の駅

2006年7月17日月曜日、今日はマリンの日でお休み。雨はまだ降っていないものの、今にも降りだしそうな雲行きである。山陰〜北陸にかけては大雨の予報が出ており、影響がなければよいが…。眠い目をこすりながら新長田発5:42発の普通西明石行きに乗り込む。車内はこれから釣に出かける太公望と朝帰りと思しき人たちが混ざっている。西明石から播州赤穂行きに乗り換える頃には堪えきれなくなったように雨粒が落ちてきた。姫路から岡山行きに乗り、智頭急行乗り換えの上郡へ着くと雨は本降りなった。智頭急行は上郡〜智頭間56.1キロの鉄道で元は国鉄智頭線として計画され、その後第3セクターに引き継がれて建設、開業した。新幹線並みの高規格で建設されているため、線内の列車は高速運行が可能で、智頭でJR因美線に接続しており、鳥取、倉吉方面へ抜けるには時間的に最短で到達できる。本日最初の訪問駅は「宿場町ひらふく」で、この線の平福駅に程近い場所にある。

平福の町並みと作用川
平福の町並みと作用川

智頭急行の上郡駅で1日乗り放題きっぷを購入。このきっぷは智頭急行内の普通列車に1日乗り放題でしかも沿線の観光施設が割引となる特典がついて1枚1,000円。割引となる施設にはひらふくのコーヒー350円が250円、あわくらんどの商品10%割引という特典もある。上郡から平福までの普通運賃が片道590円だから、単純に往復するだけで元が取れる。上郡発7:46の普通列車はまばらな乗客を乗せて定刻に発車。高規格の線路を高速で飛ばし、姫新線との接続駅佐用で他の乗客は下車、貸切状態となって次の平福8:16到着。駅前の一本道をまっすぐ進み、佐用川を渡る。いつもは穏やかな流れだが今日は茶褐色の水が轟音を立てて流れている。旧本陣の横を通って道の駅ひらふくへ。

雨の宿場町ひらふく
雨の宿場町ひらふく
駅からは3分ほどの至近距離。8時半開店で早速本日1つ目のスタンプを捺す。朝から何も口にしていなかったので、駅内のレストランでコーヒーを注文し、乗り放題きっぷの権利を行使。会計の時にひらふくの特典が記載されている行がマーカーで塗りつぶされる。権利行使は1回限りのようだ。宿場町を散策しようと思っていたが、雨は豪雨の様相を呈してきたので敬遠し、駅の特産品コーナーを見学。佐用名物「しかステラ」なるものがあったので物は試しと1つ買ってみる。佐用町では増えすぎた鹿対策として鹿肉を利用したコロッケを開発し、特産品として売り出しているようで、しかステラもその関連商品。ただし、カステラの中に鹿肉が入っているわけではなく、しかコロッケに見立てたマドレーヌに星(ラテン語でステラ)に見立てたクルミをちりばめたもの。但し書きに「しか肉は入っておりません」というのが笑える。道の駅せんべいもあってそそられるが、持ち運んでいるうちに割れてしまいそうなので断念。店内は木目調で統一されて落ち着いた雰囲気。外観も宿場町を意識してか昔風のたたずまいで、宿場町の雰囲気にしっとりと溶け込んでいるような印象を受ける。雨が醸し出す風情も格別で、カラッとした晴天よりは、しとしと雨が降る中のほうが風情を感じられるやもしれぬ。でも今日は豪雨でちょっとイヤ(>_<)

佐用名物「しかステラ」
佐用名物「しかステラ」
ひょうご道の駅せんべい
ひょうご道の駅せんべい

ペーロンの活気とど根性で栄える道の駅

ペーロン城の門
ペーロン城の門

平福発9:40の列車は山陰地方の豪雨の影響を受けてか8分ほど遅れてきた。上郡で山陽線普通に乗り換えて相生まで。ここから神姫バスで白龍城行く。緑ヶ丘循環線がちょうど白龍城の前に止まる。今後しばらくは神姫バスのお世話になるので徳用回数券を仕入れておく。平日の9時半〜16時と土日祝は終日利用でき、3,900円分が3,000円と900円もオトク。11:10に相生駅を発車したバスは市街地を抜け、白龍城11:19着。赤を基調としたエキゾチックな外観が目を引く。本日2つ目のスタンプを捺し、店内散策もそこそこにペーロン温泉に向かう。

「大ちゃん」アート塗装
「大ちゃん」アート塗装
フロントで650円の入浴券を購入、「ごゆっくりどうぞ」と言われたが11:57のバスで戻らなければならないので、あまりゆっくりはできぬ。浴室は白を基調とした清潔なイメージで、広さも十分。サウナ、ジャグジー、露天風呂を備えた本格的なもの。泉質はナトリウム、カルシウムなどが含まれた弱アルカリ性で神経痛、筋肉痛、関節痛などに適応するらしい。なめてみると(飲用は不可)ちょっとしょっぱい。短い時間ではあるが、サウナ、ジャグジー、露天と堪能し、英気を養う。休憩室でのんびりするにはちょっと時間がないので、温泉の建物とは少し離れた物産館を見に行く。こちらも極彩色の建物で、まるで台湾か中国にでも来たかのような雰囲気。雨降りの中、テントも設営して農産物の直売を行っており、活気がある。ふと足元に目を落とすと、今や相生名物となった「ど根性大根大ちゃん」のアート塗装がアスファルトに施されている。ペーロン祭りは毎年5月に実施されて活況を呈しているが、道の駅自体は通年活気があるということか。記念にと大ちゃんピンバッチを購入し、白龍城を後にした。

そうめん発祥の地の道の駅

道の駅しんぐう
道の駅しんぐう
相生駅までバスで戻り、一部高架となった姫路駅で駅そばをすする。これから姫新線に乗り換えて道の駅しんぐうの最寄駅、播磨新宮まで行く。1両ぽっちのディーゼルカーにガガガガと揺られること40分ほどで播磨新宮着。駅の裏手にはこの地域の特産品でもあるそうめんの大きな工場が建っている。姫路では小降りだった雨がここでは雨足を強めている。このスタンプラリー初のタクシーを利用しようかどうかと思案。播磨新宮駅から道の駅しんぐうまでは約1キロ、徒歩12分ほどなので、タクシーはパス。雨の中を傘さしてとぼとぼ歩いていくこととした。しかし雨の勢いは意外と強く、駅に着く頃には下半身びしょ濡れ状態となった。まずこの旅3つ目のスタンプを捺し、店内散策。普通は車で来る人が多いので雨に濡れることはなかろうが、びしょ濡れ状態の小生はいささか不審人物である。周囲の目を気にしながら見ていくと、やはりそうめんのお膝元だけあって、土産類はそうめんの種類が豊富。木箱入りの頑丈なものもあって、こちらは値段も結構高い。そうめんの歴史や特徴を書いたパネルなども展示してある。それによると、そうめんの歴史は古く、遣唐使が日本に伝えたとされているようだ。また揖保川が小麦の生産や物流に大きな役割を果たしたため、新宮町はそうめんの製造に適した場所なのだそうだ。せっかくそうめん発祥の地に来たのだからお土産のひとつでも買わねばならぬ。かといって木箱入りはさすがに手が出ないので袋入り300gの「上級品」を購入。夏バテで食欲がなくなったにときにいただくとしよう。

宍粟市の要に位置する道の駅

再び雨の中を播磨新宮駅まで戻る。せっかく乾きかけたズボンがまた大濡れ。新宮から山崎までは再び神姫バス。ローカルな区間と思いきや、山崎⇔新宮間は社会実験として快速バスが1日17往復も運行されている。何の社会実験かというと、環境に優しい公共交通をみんなで育てていくというテーマのもと、兵庫県とJR姫新線沿線の市町が協力し、姫新線の利便性向上、鉄道とバスの乗り継ぎ改善、沿線周辺のまちづくり、利用促進などを行っているもので、その一つが播磨新宮⇔山崎間の快速バス。1日17往復、一応期間限定とはなっているが運賃半額にて運行中。名称も兵庫国体のマスコットにちなみ、はばタンバスと名づけられている。新宮駅14:52発の山崎行神姫バスは車体に大きくはばタンが描かれている。

道の駅山崎
道の駅山崎

3人ほどの乗客を乗せ、定刻に発車したバスは市街地を抜けると千種川に沿って北上する。快速運行なので、山崎までのバス停は5箇所のみ。スイスイと進み、山崎バスターミナル15:14着。次の千種方面行16:00発までの待ち時間を道の駅山崎の訪問に充てる。道の駅山崎まではターミナルから徒歩15分ほど。幸い雨は上がっているので、少し早足で歩く。国道29号線を北に向かって歩くと宍栗市役所が現れる。2005年4月1日より周辺の5つの町が合併して宍栗(しそう)市となり、ここ山崎に市役所が置かれた。さらに進むとスーパーなどの大型店舗が出現し、軒を連ねるように道の駅山崎も現れる。道の駅というとどちらかというと郊外にあるとイメージしがちだが、この山崎は街の真ん中にある。店内はさほど広くはないが、りっぱなレストランが営業しており、お客も多い。民芸品や土産物に加えて米工房があり、地元で収穫された宍栗米の精米販売をしており、宅急便で発送することもできるようだ。交通量も人の行き来も多く、ここ山崎は宍栗市の経済、文化、交通の要衝としての存在感を十分に発揮している感がある。スタンプは「やまさきミニ王国」と名物「どじょうの昆布巻」のどじょう君がデザインされていた。ミニ王国てのは、ハテ何だろう?

千種川の川音を間近に聞きながらくつろげる道の駅

千種川にかかる橋にはレリーフ
千種川にかかる橋にはレリーフ

道の駅山崎を出て、山崎バスターミナルまで戻り、16:00発の千種方面西河内行バスに乗る。本日5つ目の訪問駅は道の駅ちくさ。今回初めて訪問する。1日5駅はまあまあの出来かな。ターミナルを定刻に発車し、市街地を抜けて山間の道を進む。中国自動車道と交わりながら峠を越えると千種川に突き当たる。千種川沿いに北上し、「おかえりなさい」と書かれたツチノコ看板が見えると道の駅ちくさ。しかし、バスは駅前を素通りし、少し先へ進んだ阿踏橋(あぶみばし)バス停に定刻の16:38停車。バスを下りて今来た道を2分ばかりテクテク戻る。途中千種川にかかる小さな橋(これが阿踏橋かな)を渡って駅へ向かう。橋の欄干にはアマゴだろうか、レリーフがあしらえてある。いつもは穏やかな清流なのだろうが、今日ばかりは豪雨の影響で茶褐色の水が轟音を立てて流れ下っていく。

道の駅ちくさ
道の駅ちくさ
このあたりまで来るとさすがに交通量も少なくなり、また人家も少ないためか、千種川の川の音がよく聞こえる。駅のデフォルメ看板には「ミニ王国」の文字。またミニ王国だ…。営業中の看板は出ているものの、夕暮れ間近なためか立ち寄る車も少なく、人影もまばら。しかし、駅舎自体はたいへんしっかりとした造りで、これぞ駅という雰囲気をよく醸し出している。何となく「おかえりなさい」という感覚がしっくりくる。時間があれば食堂で川音でも聞きながらくつろぎたいところだが、如何せん、16:59のバスで戻らなければならない。残念ながらくつろぎタイムは次回(いつになることやら)までお預けとする。いまだ名残惜しそうにポツリポツリと雨粒を滴らせる雲に別れを告げ、帰りのバスに乗り込んだ。(第2回・了)

第2日目行程表

2006年7月17日(月)

新長田(542)−[503B]西明石(604/624)−[945M]姫路(656/704)−[1305M]上郡(735/746)−[智頭急行729D]平福(816/820)−[Walk]道の駅宿場町ひらふく(823/933)−[Walk]平福(935/940)−[智頭急行730D]上郡(1012/1038)−[302M]相生(1052/1110)−[神姫バス・相生駅行(旭橋→緑が丘回り)]道の駅あいおい白龍城(1119/1157)−[神姫バス・相生駅行(緑が丘→旭橋回り)]相生(1206/1221)−[新快速3252M]姫路(1239/1312)−[1835D]播磨新宮(1347/1350)−[Walk]道の駅しんぐう(1405/1435)−[Walk]新宮駅(1450/1452)−[神姫バス・【快速】山崎行]山崎(1514/1517)−[Walk]道の駅山崎(1532/1544)−[Walk]山崎(1559/1600)−[神姫バス・西河内行]阿踏橋(1638/1641)−[Walk]道の駅ちくさ(1643/1656)−[Walk]阿踏橋(1658/1659)−[神姫バス]山崎(1735/1735)−[神姫バス・姫路駅前行(33系統)]姫路(1836/1857)−[新快速3302M]西明石(1917/1923)−[228B]新長田(1948)

注:ダイヤは2006年7月17日現在のものです。お出かけの際には事前に関連機関にご確認ください。

データハウス

第2日目のデータ天候体調良好2006年7月17日
交通費\7,240訪問駅数5駅近畿達成率5.26%全国達成率0.60%
飲食代\1,090移動距離334.6km移動時間9.57h全行程時間14.10h
宿泊費\0平均速度35.0km/h表定速度23.7km/h駅滞在時間2.68h
入場料\650平均速度は移動にかかった速度、表定速度は乗継時間・駅滞在時間も含めた速度
遊興費\0歩数13,075歩歩行距離6.5km消費カロリー434kcal
土産物代\1,366温泉1ヶ所足湯0ヶ所ソフトクリーム0本
雑費\0費用合計\10,346エンゲル係数10.54%ソフトカロリー0kcal